NHK朝ドラでキャリアを学ぶ②:「カムカムエヴリバディ」"るい"の場合。
終了した朝ドラでまだひっぱります。
一つ前のエントリーでは、3世代ヒロインのうち、3人目「ひなた」という川栄李奈さんが演じたキャラクタのキャリアについて考えました。
偶然を引き起こすためのちょっとした行動が連なった感じのキャリア形成だなぁと思ったのが「ひなた」です。
では、そのお母さん、「るい」(深津絵里さん)はどうかなぁと夕べから(え?夕べから?w)考えていたのですが、これは、いわゆる「ピボット」ってやつかしら?と考えが整理できました。
自分の持っているリソース(知識とかスキルとか経験とか)を軸にちょっとずらす(ピボットする)ってことがよくあると思うのですが(詳しい話は、最後に紹介する本をご覧ください)、「るい」の場合は、
・高校時代に身に着けたらしいソロバン➡クリーニング屋で重宝がられる
・子供時代にお母さんと一緒に作った記憶があるあんこ➡回転焼き屋を開く
・母「安子」と共に聴いていた英会話ラジオ+夫「ジョー」のサポートをしているうちに覚えた歌➡ジャズ唄っちゃう(プロになったのか不明ですが、有料コンサートで唄ったのだからセミプロではありますね)
と、今まで持っていた何かを軸足に仕事を展開している。
これがピボットってことなんじゃないかなぁ、と思いました。
そういう意味では、初代ヒロイン「安子」(上白石萌音さん➡森山良子さん)も、ピボットしたのかなと思ったり。
あまり描かれていませんが、英語を学び、アメリカへ。子どもの頃、のちの夫と共に見た時代劇映画のことが記憶にあり、おそらくアメリカの大学で演劇を学び、キャスティングディレクタになる、、、というのもピボットが効いているのかな、と。
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偶発性については、こちらの本を。
ピボットについては、こちらの本を。