越境がしづらいけど、越境大事。
「越境学習」とか「越境」という言葉をあちこちで聴くようになりました。以前からあった言葉ですが、昨年(2021)くらいからより一層、よく耳にするように。
自分のテリトリから抜け出て、学ぶとか、とりあえず、身を置くことを「越境」と言います。
これを、石山先生は「自分のホームと、ホームではないアウェイを行ったり来たりすることで学びが深まる」といったことをおっしゃっています(いま、これ、本を見ながら書いているわけではないので、あくまでもニュアンスです)。
VUCAと言われたり、DXを始めとして、変わらねば、変わるのだ!とどの組織でも言われていたりもすると思いますし、多様性とか多様な視点とか、新しい発想を、と言われた時、いつもと同じ景色を見て、いつもと同じ仲間としか関わらなければ、新しいことも多様な視点も持ちにくいものです。
だから、越境。外に出る。
大事なのはわかるものの、コロナにより、この"外に出る"が非常にしづらくなりました。
私は、社内の飲み会が好きじゃないので、同じ時間を割くのであれば、社外の飲み会に参加するようになってから20年くらいにはなりますが、そういう社外の方との会食も皆無になりました。
オンラインでわざわざ接続するというのもそう簡単ではないですが、それでも、「会話できますか」と、あまりハードル高くなくお願いできる友人、知人と、時々、会話するようにしています。(オンライン飲みではなく、素面でまじめにオンライン会話)
時々、社外の方と会話すると、「ああ、自分の"当たり前"は、世間の"当たり前"じゃないな」と思ったり、「私が凄く考えたつもりのことが、他社からみれば、とても甘い、浅いものなんだな」と気づいたりします。
越境学習というほど本格的なものではないのですが、とりあえず、アウェイを感じられる誰かと話すのは、やらないよりはましという気もします。
4月には久々に集合研修に申し込んでみました。オンラインでも受けられると書いてあったのですが、せっかくなので、出向いてみようと。どういう方たちが集まるのか、興味深々。
自分の居心地のよい場所にばかりいたらダメですよね。越境は、心がざわつくような、お尻がムズムズするような場に行くことが大事かなと思ったりしています。
早くコロナ、去れ! リアル越境、したいぞ。
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