新著『事例で学ぶOJT 先輩トレーナーが実践する効果的な育て方』解説②
おそらく、本日7/9(金)からぼちぼちリアル書店にも並ぶと聞いているので、明日土曜日は、大型書店巡りでもしてみようと思います。
さて、この本を作るまでのちょっとしたお話をしたいと思います。
OJT制度の支援やOJTトレーナー向けの研修を20年近くやってきて、だんだんOJTがライフラークみたいになっていました。
OJTトレーナー研修から4-6カ月後に開催される振り返りの場「OJTトレーナーフォローアップ研修」では、「実際にやってみてどうだったか」という話を皆さんで共有します。(OJTトレーナー向けにもフォローアップ研修をするのはとても効果的です。やってみないと分からなかったことをたくさん共有でき、それこそが自社のノウハウにつながるからです)
うまくいったこと、いかなかったこと。よかれと思って行ったことが裏目に出たこと、などなど。
あまりに素敵な話で涙が出そうになることもあれば、「それ、私がその自体に直面したら、途方に暮れるな」と思うような頭悩ます相談もありますし、はたまた、「なんというアイディア!それは思いつかなかった。でも言われてみれば、その手がありましたよね!」と合点ボタンを1000回押したいような凄い事例もあります。
そういう現場の話というのは、私自身が勉強になり、面白かったなぁ、役立つなぁ、などと思うので、次の研修の場で、紹介するわけですね。もちろん、企業名や個人が特定されないように配慮してです。
話している内に、だんだんとネタ化してくるんです。
話の出だしは、こうで、ここで展開して、こういう落ちがある、みたいな。
ネタ化したり、よく使うストーリーだったりは、頭のノートに書かれているので、研修の際、関連事例、類似事例が出てくると、頭から取り出して紹介してきました。
私のOJTトレーナー研修のアンケートは、「他社の取り組み事例が面白かった」「他者の創意工夫を聴き、自分に照らし合わせて聴けた」といった「紹介した事例」に関するものが7-8割を占めていました。
事例、役立つんだなと思い、本にしようと、ある時思い立ったんです。
EXCELにまとめてみると結構な数があって、編集者にお見せしたら、すぐに見本の版を組んでくださいました。
「こういう紙面イメージでどうですか」
といった感じで。
それを見ている内に、「相談と答え」「Q→A」のような構成がいいんじゃないかと思うようになり、最終的には、「2-3行のお悩み」に対する「解決」というスタイルで落ち着きました。
研修の中では質問が出たり、受講者のアイディアが述べられたりした時に、関連事例として、その都度頭から引っ張り出す感じで話しているものを、何らかの法則で並べる必要があるので、どういう組み方、順番にするかを試行錯誤しました。
結果的には、以下の目次に落ち着いています。
【本の内容】
第I章 OJTトレーナーの役割
第II章 周囲を巻き込み、みんなで育てる
第III章 新入社員と信頼関係を築く
第IV章 業務の教え方と質問対応
第V章 社会人としての基本を学ばせる
第VI章 経験学習を生かす
第VII章 仕事の取り組み方を教える
第VIII章 新入社員との1on1ミーティング
第IX章 フィードバックと振り返り
なんとなく、OJTの流れに沿った感じにはしましたが、章によって項目数が異なるので、無理やり、別の章に移して、内容やコンテキストを変えたりして調整しています。
最初に目次作ってから考えるのではなく、いつも、大量のモチーフを作ってからだんだん構成していく、という原稿の書き方をするので、編集者さんは苦労されたかなと思います(申し訳ありません、とここでお詫び)。
あ、そう、私の原稿の書き方は、パッチワーク方式なのです。(20年前から)
【2021年5月のGW中、自宅の床一面に並べていた原稿の様子】
出てきた初校を全部ばらばらにして、章立てを組み替えている様子。
飛ばないように、家にある様々な置物を上に載せている。(2日かけてこれをやって)
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今度は、章ごとに束ねてみる。
項目数の違いを調整しようと、あっちの章から1つをこっちにという作業をまた1日。
現場の事例集として、多くのOJTトレーナー、先輩、リーダー、マネージャ、あるいは、人材開発の部門の方に読んでいただけると嬉しいなーと思います。
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ありがとうございます。
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