新著『事例で学ぶOJT 先輩トレーナーが実践する効果的な育て方』解説①
新刊本、出ました。Amazon では、もう販売しています。リアル書店ですと、今日か明日(7/9)ごろには並ぶと思います。
いや、正確に言うと、大手なら置いてあるかも、くらいです。(並ぶほどの初版数ではないので)
でも、おかげ様で、
・うちのリーダークラスに読んでもらって、読書会&田中交えたセミナーやりたい
・うちのメンターに配本します
といったご連絡をちょいちょい頂戴するようになりまして、
ああ、私が、この本で実現したかったことが少し結実しているな、と思い、嬉しい気持ちです。
この本は、私が2003年からずっとライフワーク的に取り組んできた企業のOJT支援の中から拾い集めた大小さまざまな事例を盛り込んだものです。
こんな風に褒めたら、こういう反応だった。
こういう風に指導したら、こんな結果になった。
成功例もあればあまりうまくいかなかあった例もあり、それについて、私が考察したり、別の例で解決策を示したりしています。
一方、あまりアカデミックな解説は入れていません。
この事例の根底にこういう理論が見え隠れするな、というのはあるのですが、そこをあえて書きませんでした。
ですから、理論とか理屈を知りたい方には少し物足りない可能性はあります。
理論などは人材開発の学者、研究者が出している書籍がたくさんあるので、そういうのを読んでいただき、「で、具体的な例は何なのよ?」と思った方は拙著をお読みいただくと、なるほど!となるんじゃないかと期待しています。
OJTトレーナー研修をもう数千人という方たちに提供してきましたけれど、「理屈はわかった。で、具体的にどうすれば?」の部分で戸惑う声が多いことをいつも感じてきました。
人を育てるということに唯一の正解、絶対的な法則などはないのですが、ただ、そういう時、
「ある企業で、こういう取り組み例を聴いたことがありますよ」
「あるOJTトレーナーが、こういう風にやってみたら、こうなったんですって」
と紹介すると、
「なるほど~」
となることが多いのですね。
事例が欲しいんだ、それも、田中自身が体験したことだけでなく、多くの企業でいろんな方が試行錯誤してやっていることの具体例があると、自分もできそう、自社ならこう応用しよう、と思えるのだな、それが現場の育成の後押しになるんだな、と思ったんです。
で、今回の本は、あえてあまり理論、理屈を入れず、ひたすら事例です。
Q&Aの形式にしてあり、1話完結なので、目次をご覧になって、関心あるところからお読みになっても、たぶん、話はつながります。時々、前後に関係ある話が出てきたりしますが、それでもあまり大きな影響はないはずです。
この本は、こんな風に使っていただけたら嬉しいなと想定したのは、
●OJTトレーナーやメンターの皆さんの現場での副読本として
●管理職、リーダーが、今の若手育成ってどうなっているの?を知るため
●人事部や人材開発部の方が、OJT制度やメンター制度の運営、支援をする中で、制度面で何を整えればよいか、とか、現場をどう助けていくとよいかなどのヒントを得る
といったことです。
そろそろ書店に並ぶ(いや、置かれる)はず。今週末は、書店巡りをしてみようと思います。
なお、Twitterでは、ハッシュタグ「 #事例で学ぶOJT 」を付けていただけると、私が喜んで飛んでいきます!
よろしくお願いいたします。
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絶賛販売中。『事例で学ぶOJT』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4818519316
さて、そんな私が若手社員の育成に関するセミナーをいくつか担当します。
●7月19日(月) OJT担当者必見!若者のメンタルヘルス傾向とは~ 法政大学 廣川進 教授をお迎えして ~
法政大学廣川先生とのコンビで主に新入社員(+20代の若手)のメンタルヘルスについてと、企業や上司先輩ができることを考えていきます。対談方式です。(参加者は、聴くだけセミナー)
https://globalknowledge.smktg.jp/public/seminar/view/2152
●7月28日(水) まだ間に合う!新入社員のテレワークを支えるフォローアップのコツ<参加型セミナー>
新入社員のフォロアップやOJTトレーナーのフォローアップ、そろそろ考える時期です。
どうやって育成を年間通じて実現すればよいのか、考えるものです。
https://globalknowledge.smktg.jp/public/seminar/view/2053
●7月20日(火) 人材開発塾 「若手社員のモチベーション」
ブレイクアウトも使った参加型のセミナーです。ビデオoffでも大丈夫ですが、声は出していただきます。
他社人事や人材開発担当者と現場の情報交換ができるということで評判の「人材開発塾」です。
https://globalknowledge.smktg.jp/public/seminar/view/2086
★その他、無料セミナー
いろいろやってます → コチラ