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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

新入社員にお勧めの、とても小さな「はじめの一歩」。

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最近、月に1回くらいの出社でほぼ家で仕事をしています。

会議は、すべてTeams会議 OR Zoom会議。


たまに出社すると、新入社員(勤務先の場合は、キャリア採用だけ)が増えていて、挨拶だけでなく、時に言葉も交わしますが、次に会った時、たいていの場合、判別できない。

マスクです、マスク。

テレワークが進んだことで、組織の新規参入者は、なかなか組織になじめないとか人脈が広がらないとか、教えてもらいたくても誰にどうアクセスすればよいかわからないとか、いろいろとデメリットも言われてきました。

出社したほうがよい、という考えもありますが、出社したらしたで、全員マスクなので、なかなか覚えられない。
近づきすぎるのも難しい。(3蜜問題)

何をするにも難しい状況です。

最近、入社した営業部門の若者が、先日、あるオンラインミーティングでちらっと会話したのですね。そしたら、終わったとたんにチャット送ってきて、「自己紹介&今後もよろしくお願いします」みたいなメッセージ。
すかさず返信したのですが、これで思ったのです。

新規参入者を受け入れる職場にも、Welcomeな体制を公式、非公式に整える必要はもちろんあるけれど←これは重要、
新規参入者側の、「自分から働きかける力」も大事だな。と。

どんどん、自分から話しかけたり、自分からチャット送ったり、誰でも参加できる社内イベントにとりあえず全部顔を出してみたり、そういうことをし続けていると、まず、自分を覚えてもらえる。

覚えられれば、オンラインだろうとオフラインだろうと、マスクだろうとノーマスクだろうと、互いに会話しやすい。

2-3割しか出社していない状況で、転職する。いきなりテレワーク。これは相当なハンディキャップだと思うのですが、「自分から働きかける力」を駆使して、まずは、仲間に入っていく。

仲間に入れてもらう、ではなく、仲間に入っていってしまう。

こういうの、大事だなと思った次第。

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