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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「新しい生活様式」時代の新入社員研修

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「新しい生活様式」。

コロナ関連って、謎の横文字が多くて、どうして、それ日本語で言わないんですか!?と常々疑問に思っていましたが(オーバーシュート、クラスター、ロックダウンなど)、やっと出ました「新しい生活様式」。

日本語です。いいですね。

で、これが発表されたのは、GW中ごろだったかと思いますが、新入社員は4月1日に入社して、新入社員研修も2か月目に突入しています。

(IT業界、IT関連職種の新入社員研修は期間が長いことで他の業界、職種と大きな違いがあるんですね)

4月1日から始まっている新入社員研修。基本的にすべてオンラインです。

ZoomだったりTeamsだったりWebexだったりツールは様々ですが、私は、そのうち、Teamsで1日、Zoomで10日の研修を実施しました。


「新しい生活様式」という言葉が登場する前から、「オンライン時代」というか、「リモートワーク推奨時代」というか、「とりあえず、できるだけ人と接触しないように生きていきましょう状況」における学びとはなんだろう?をよく考えました。

たとえば、
「名刺交換」。

とりあえず、いらないでしょう。

いずれ必要になるときも来るでしょうが、今は「不要不急」の一つではないだろうか。
(もちろん、「名刺交換にもある程度のマナーがある」ということ自体を知っておくのは意味があるし、そういうことを知る楽しさ(大人の世界っていろいろ決めごとがあるのねぇ、という楽しさ)もあるでしょうけれど)

接遇対応。
これもいらないでしょう。

誰も訪ねてこないもの。訪問もしないし。

名刺交換なんて、わたくし、もう3か月近く、どなたともしていないです。

最後に他社を訪問したのも3月24日でした。

そんなわけで、ベテラン会社員もほとんどすることがないことを今オンラインで在宅待機中の新入社員がわざわざ学ぶ必要はない。少なくとも私はそう思いました。

(賛否両論あるのは存じております)

一方、在宅勤務が続く新入社員もすでに会社員であり、社会人でもあるわけで、その時、必要なことはたくさんあります。

たとえば、オンラインでの会話の仕方、電子メールなどでの人事や上司などとのやり取りなどなど。

なので、新入社員研修は、3月末にどどっと方針変更で、集合➡オンラインに切り替わったという緊急事態ではあったものの、毎日試行錯誤しながらも、「これ、学ぶのは今でしょう!」(林先生風)と決めたり、「これは、今じゃなくちゃダメですか?そのうちじゃダメなんでしょうか?」(蓮舫風)などの会話をしながら、企業の人材開発担当の皆様と一緒に作り上げて、4月を走り抜けました。

新入社員の皆さんは、「入社した気がしない」とおっしゃりながらも、「オンラインで何が学べるのだろう?と疑問だった」と後日日報に記載しながらも、ジョジョにオンラインの環境と関係に慣れ、毎朝、楽しそうな顔(たまに眠そうな顔)で画面に登場してくださったものでした。

さぁ、2か月目に突入です。

緊急事態宣言も延長となりました。

連休明けの今日(5月7日木曜日)、どうやら首都圏の電車は混んでいたようですが、明日か来週からまた少し減るのでしょうか?(GW明けから出社再開、としていた企業は、とりあえず、今日は出社、となっていたのかな)


「新しい生活様式」というのは、コロナが去ったあともそのかなりが残るような気もします。

だって、「出社しなくてもある程度の仕事はできるし、案外集中できるよね」とか「あの毎朝晩の通勤電車とか、通勤時間ってなんだったのだろう?」とか「客先との1時間の会議のために、往復4時間移動していたって何のためだったんだろう?」と多くの人が気づき始めていて、「コロナ」が終わっても、「新しい生活様式」を「デフォルトの生活様式」にしてもいいんじゃない?と思うんじゃないかと。

全部じゃないですよ。

ご飯を横並びで食べましょう(「家族ゲーム」風)、なんてのは、いつまでもやってらんないでしょうし、「食事の時は、食事に集中!」(「サウンドオブミュージック」のマリアさん登場以前の一家の食卓風)なんてもちっとも楽しくないし、「みんなで歌うな!」(「サウンドオブミュージック」の・・以下略)なんていわれても、みんなで歌うの楽しいし、そういうのは、コロナが去ったら、また元に戻ると思うけれど、働き方については、いろんなことが変わっていくんだろうと思います。


それと伴い、新入社員研修で学ぶべきこともまた変わっていくでしょうし、新入社員だけではなく、働く大人が学習したほうがよいことも全体的になんとなく変化していくように思います。

それが何か、まだ模索中ですが、少しずつ探りながら、いろいろ挑戦していきたいと考えております。

そうそう、
5月5日に急遽こんなイベントを行いました。

OJT事例をひたすら紹介する"聴くだけ"セミナー

40人くらいの方がご参加くださって、チャットもにぎやかに盛り上がりました。

GW StayHome応援企画の一つとして、5/2ごろ思い立って、急遽準備し、開催したのですが、家にいて、ちょっと勉強する、とか、共通の関心事のある見知らぬ方同士が集まってチャットで会話している、とか、なかなかいいなと思いました。

ツイートのまとめがあるので、以下に貼っておきます。
https://togetter.com/li/1503600


思い立って、上司の許可を得て(勤務先の仕事として行いました)、2日くらいでセミナーできて、40人くらいあっというまに集まってくださるなんてこと、ちょっと前なら考えられなかったけれど、こんなこともさくっとできてしまう。学ぶことはまだまだいっぱいありますな。


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GWはこんな本を読みました。



著者のインタビュー。私は紙面で読みました。

「コロナの時代の僕ら」出版へ イタリア人作家ジョルダーノさん いま考えること忘れまい 国ではなく全人類の問題

https://mainichi.jp/articles/20200413/dde/012/040/016000c

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