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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

新入社員のスピーチが面白く、勉強になる。

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新入社員研修がGWを挟んで一段落。もちろん、GWを終えれば再開ですが、新入社員の皆さんも多少、のんびりリフレッシュできたのではないでしょうか? 

さすがに10日も休むと、緊張感のかけらもなくなりますね。(私の場合)

どうやって仕事に復帰するか、悩ましいところです。

さて、今年の新入社員研修を担当していて、感心したことがあります。

何社か担当したのですが、3分間スピーチのような時間が毎日あるんですね、どの企業も。

大きなお題は示されてはいるものの、中身は自分で考えて話します。

学生時代の研究だとか部活動などで取り組んでいたことだとか、部活というわけではないけれど、子どものころからずっと続けている習い事とか、自分が一番詳しく語れる内容でスピーチを組み立ててくることが多いんです。

そして、その内容が、非常に面白い。

面白いだけでなく、専門的なことであっても素人にわかりやすく説明してくれるし、内容自体、聴いている側にとっても、非常に勉強になるんです。色々メモ取ってしまいました。

人事の方とも「単に人に説明できるだけではなく、学びがあるような深さで語れる趣味とか特技を学問の専門とは別に皆持っているんですね」とお話しし、感心しきり。

今の学生は、バブル期(って比較対象が古すぎるけれど)の学生などと違って、ちゃんと勉強もしているし、それ以外の分野でも一生懸命取り組んで、人に何かしら語れるものを持っているのだなぁと、凄いなぁと毎朝のスピーチが楽しみでした。

年々、新入社員のスピーチ力、プレゼン力は向上していて、きちんと聴かせる話し方をするのですが、一方で、文章力は今一つ、ということが数年続いていました。
今年2019年の新入社員は、文章もきちんと書けていて、日報などを見ていても、「何を報告したいのか」がつかめる文になっているのです。

よく出来る若者ばかりで、今後がとても楽しみですし、先輩社員には脅威かもしれません。既存社員もうかうかしていられないですね。

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おススメOJT本たち。

 

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