何が何でも定時に帰る、でいいのかな?というジレンマ。
最近、1-3年目社員のOJT担当者に向けたフォローアップ研修が多い時期で、あちこちでOJTの取り組みを耳にします。現場ではこういう問題が起こっているんだな、こういうことが悩みの種なんだな、ということがよくわかります。
最近は、やはり、「働き方改革」に絡んだOJT課題があちこちで聞かれるようになりました。
たとえば、
●会社挙げて「働き方改革」を推進しているものだから、基本的に「定時に帰れ」ということになっている。もちろん、持ち帰り残業もダメ。そもそも、資料やPCは持ちだせない。
●それ自体はいいんだけど、まだOJT中(発展途上)にある部下後輩が、仕事が終わっていなくても、そこでさくっと打ち切って帰ってしまう
●それでいいのだろうか?
・・・という悩みなんて本当に増えているものの一つです。
これを聴くと私も、「果たして、それでいいのだろうか?」という疑問が・・・。
●残業しろ!と言えないし、
●残業はしないに越したことはない
●そもそも定時内で終わらない業務量を与えていないか?というMGMT再度の検討は必要
●途中でチェックして、定時内に収まるように指導・サポートするってことも大事
とはいえ、修行中の身だったら、どうしても予定通りに進まない(たとえば、自分の段取りが悪くて、とか、予測が甘くて、気づいたら17時になっていた、みたいなことはあるはず)時、「区切りのいいところまでやって帰ろう」というのがさほど悪いこととも思えない
「働き方改革」はいいのだけれど(このブログでもたびたび言っているけれど)、だからって、「定時退社」だけが最優先ってことでもないような・・・。。それに、一律に全員定時に帰れ!ってものでもないと思うのですよね。
残業しなさい、と上司や先輩は言えない。
終わっていなくても定時で退社させる。
「最後までやりきる!」という経験しなくていいのかな?
いや、それは、MGMTがへたくそだからなのかな。
・・あれ?あれ?
・・・なんか、ジレンマだわー、ジレンマだわー、という感じ。
皆さんおっしゃるこの「もやもや」、はたして、どうしたものやら。
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職場に「あるある」なジレンマ満載の本です。あるある!と思いつつ、著者たちの回答にたまに首をかしげつつ、悩みはいずこも同じとほっとしたりして。