母さん、僕の働き方改革はどこへいったのでしょう?
タイトルはパクリです。(・・・「ストーハ」・・・。
さて、
働き方改革の仕組みなどを導入するために、人事や総務の方が22時23時まで連日残業して、企画を練っては上層部に出し、ダメだしを食らっては再度企画を出し、いざ、何かの取組みを一つでも始めようとすると、現場からのブーイングの嵐に見舞われ、説明会を開いて、また、あちこち調整し、・・・心身ともに疲弊し・・・という話を聴きました。
「従業員の働き方を改革するための、僕の働き方はいつ改革されるのでしょうか?」
という禅問答のような嘆き。
働き方改革も女性活躍推進も、もちろん、ないよりあったほうがいいのですが、なんかこう、「右向け右」「みな一律に!」「制度やルールでがんじがらめに決めちゃうぞ!」的な流れのほうが多く耳に入り、それでいいのか?日本人?と、疑問に思っています。
たとえば、ノー残業デー。
全員が同じ日(たいていは、水曜日)は定時に帰らなければならない。
「わるいごはいねが?」
のように、
「ざんぎょうしてるごはいねが?」
となまはげパトロール隊が見回り、消灯しまくる。
定時に帰ることはいいんですけどね、全員同じ日じゃないといけないとか、どんなに業務があろうと、何が何でも帰れ!とか。
そして、「家持って帰っちゃだめ」とか「遅く残るのはダメだけど、早く来るのはいい」(これ、意味不明)とか、いろいろ制約もあって、ほんと大変。
定時で終わるような業務調整とか、人員配置とか、マネジメントが考えるべきことも多々あるでしょうし、一人ひとりがムダなことを排除することも大事でしょうが、なんか、こう一律に「こうしろ!」と言われると、どんどん息が詰まるというか。
働きづらい改革にならないことを祈ります。
同様に「女性活躍推進」も、ことさらに「女性の活躍」ばかりに注目するのではなく、それぞれの企業にいる男性のWLBもきちんと考えないと、全部のしわ寄せが女性側に来るという問題もあるわけで、なんか、対象となるテーマだけを単体で扱うのではなく、大きな視野を持って考えていきたいなぁと思ったりします。
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今日、同僚(わーぱぱ)に勧めた本。たぶん、彼は買ったと思う。うっしっし。
先日、久しぶりに読んだのだけれど、うわー、うわー、と再度唸り、何度も考えさせられた小説集。
こちらは、もっとぐっと胸に迫る本。
『仕事と家庭は両立できない』
マーカー、しまくりました。