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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

文科系学部出身で「モノづくりしたい」と思っても、なかなかエンジニアになれなくて・・・

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先日、IT企業の若手向けにキャリア研修を実施しました。

「自分のキャリアの原点をふりかえってみる」というワークの中で、ある方がおっしゃっていたのが印象に残りました。

「文科系学部にいて、文系を勉強していたけど、"モノづくり"にとても興味があったので、モノづくりに携わられる企業をたくさん探して当たってみた。しかし、文系というだけで、"じゃ、営業だね"といわれ、どこでも"営業職"を勧められた。というか、"営業"しか受けさせてもらえなかった。私は、自分自身でモノづくりがしてみたかったので、営業職じゃないんだ、と思い、さらに、いろいろな業界、企業に当たったところ、やっとIT企業にいきあたった。

IT企業は、文系でもエンジニア職で採用してもらえるので、これでやっと念願のモノづくりができると思って、決まったときは嬉しかった」

かなり意訳している気がしますが、だいたいそんな話でした。

そうかーと目から鱗だったのは、「モノづくりに携われるのは、基本的には理系出身」ということです。

文科系出身だと、エンジニア職になれるのは、IT職だけなのかもしれませんね。

面白い気づきでした。

IT業界って、日本の場合、ど素人を採用して、それなりに育てますもんね。

私も最初に入社したのは、DEC(今はなき)でしたが、「技術教育エンジニア」というエンジニア職だったんですよね。

最後の最後まで、エンジニアらしくなれずに辞めましたけれど。

ITエンジニアは、他の業界のエンジニアと必要とされることがちょっと違うってことなんでしょうか?

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