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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

組織の新参者にとっては受難の時代。

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何年か前(5年くらい前かなぁ)、新卒で入社したDECというコンピュータメーカーの同じ部門の先輩後輩と7-8人くらいで久々に集まったことがあります。

平均してアラフィフという状態であったわけですが、最近のことより、昔のことのほうが鮮明に記憶に残る世代。あの頃はあーだった、こーだった、と、まあどうでもいい話をホッピーか何かを呑みながら語り合ったのでした。

この時、改めて、「あ、そうか」と驚いたというか認識し直したことがあります。

それは、他部署の先輩であっても私のことをよく覚えている!ということです。

「田中さん、ああだったよね」
「田中さん、こうだったよね」

と若くて未熟な私がやらかしたあれこれや、それに対するご指導や、皆でやってくださったカバーとか、まあ、たくさん出てくるわ、出てくるわ。

直属というか、同じ部署でなかったにも関わらず、隣の部署であろうと、皆で後輩に関心を持ち、皆で良くも悪くも後輩にちょっかいを出していたのだなぁと気づいました。

今はどうでしょう。

どこの職場でも、他部署の若手(というか後輩)まで気が回らない、手も回らないという状態ではないかと思います。自部署の新人ですら、全員が関心を持っているなんてことは、稀有なことでしょう。

さらに、90年代くらいからでしょうか。徐々に組織は、「人が自然に成長するには困難が多すぎる」時代になってしまいました。このブログでもたびたび書いているように、環境が変化しすぎたわけです。

・・・というわけで、まあ、郷愁に浸っていてもしょうがないし、今は今の時代のやり方ってのがあるわけだし、旧人も頭切り替えて、後輩たちと接する必要がありますなぁ、という、そんなコラムを書きました。


わくわくヒューマンスキル(第114回):

「ゆとり世代」だから育たないのではないんです。環境が大きく変化したのです。

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コラムの中で紹介している参考文献です。

  

そして、なんとなく拙著を忍び込ませておいたり・・・・

  

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