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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

本をご紹介いただきました:成迫さん「3年目のITエンジニア」がはまる罠のお話。

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人はどういう時に慢心するかというと、最初のタイミングは、20代中盤から後半にかけて、のような気がする。

仕事をだいぶ覚え、なんだか色んなことができるようになってきて、「もうオレ、大丈夫!」「もう私、大丈夫!」と自信を持つ。持つのはいいのだけれど、自分の考えややり方が正しいと思いがちにもなる。

毎年新入社員が入社してくる企業や部署であれば、2年目になって初めての後輩ができ、3年目になると、後輩とそのまた後輩が出来る。「先輩風」を吹かせるにはちょうどよいタイミングである。

「仕事って言うのはねぇ・・・」
「プロ意識って言うのはねぇ・・・」

ああ、恥ずかしい。私も言っていた、後輩に向かって。
偉そーに。

今にして思えば、大したことは分かっていなかった。自分の持ち分が理解でき、一人で回せるようになっていただけだ。半径10mくらいの自立。

新入社員に求められている自立が半径5m~半径7mくらいだとすれば、3年目なんてたかだか10m。
それなのに、結構エラソーにかなりエラソーにしていた。あはは。(もう照れ笑いで誤魔化すしかない)

今でも同僚として同じ会社に勤めている、かつての新入社員が「新入社員時代、田中さんが怖かった。こういうことを言われた、ああいうことを言われた」と今でもネタにして、私をゆさぶりをかけてくる(笑)のだけれども、「え?まじ?そんなえらそーなこと、言ったの?私が? 25歳くらいの時に? ああ、どーもすんません」と穴があったら入りたいくらいだ。とりあえず、頭くらいは突っ込んでしまいたい。

今でもえらそーにはしているわけだけれども、50代のえらそーと20代のえらそーとではちょっと種類が違うように思う。

そんなことをオルタナブロガーの成迫さんがばさっと一刀両断していらっしゃる。

そして、拙著についても触れてくださった。ありがたや、ありがたや。

成迫さんブログ「3年目のITエンジニアが陥りやすいワナへの対策本:【あなたに足りないのは「察する力」だった】


ところで、次に慢心するのはいつか。

私調べではあるけれども、

「魔の30代」

これ、絶対あると思う。

30代は、20代の「後輩できたから先輩風吹かせちゃうもんね、わたし♪ るん♪♪るん♪」というのとちがって、もっと厄介である。

本当に色んなことが出来てくるし、体力はまだまだ溢れているし、根性も気合もあるし、無理も出来るし、仕事も半径20mくらいまでは見えるようになっている(これは個人差はあり、半径1000mくらい見えている人、半径1万mも見えている人など様々なのだけれど)。

本格的に「えっらそー」になっていくのが30代である。
私もその「魔の30代」をしっかり過ごした。えっらそー、が、後輩だけじゃなくて、上司にも向かっていった。ああ、お恥ずかしい。


そして、30代後半から40代くらいになって「管理職」になると、今度は「ポジションパワー」を持つことで、「えっっらそー」に拍車がかかる人がいる。(管理職になって「えっっらそーMAX」になるのは、限られた人ではある。管理職になって、ようやく謙虚になる人もいる。血気盛んが落ち着いてくるんだろう)

まあ、とにかく、人には、「えっらそー」になるトラップが人生に何回も仕込まれていて、自分を律するのは大変なんである。

話し戻すけれど、成迫さん、本の紹介、ありがとうございました!

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