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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

お餅に注意。

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元旦の最初の食事は、母特製「お雑煮」でした。何風なのだか知らないけれど、出汁に醤油とみりんで味を付けたお澄まし?風。我がソウルフードです。
母は丹後半島(現在の京丹後市)出身で、父は佃(中央区)の出ですが、田中家のお雑煮がどこ風なのかいまだに存じませぬ。

ところで、
毎年、この時期は「お餅を喉に詰まらせて救急搬送」というニュースが流れ、時には50代というケースも見受けられるため、気を付けないいけませんね。
特に、つきたてのお餅が危ないではないかと思いますが。


お雑煮をいただきながら、
「お餅を喉に詰まらせて大変なことになる人いるんだよねぇ。死んじゃう場合もあるし。」
「掃除機で吸い取るといいとか言うよねぇ。」
という話を母としていたところ、突然、甥っ子が、

「ねぇねぇ、出していい?」

と口をもごもごさせながら小声で言いました。

何か噛み切れないものがあった、とか、苦いものを口にしてしまった、という場合、たまにあるので、「何を食べちゃったの?何か苦いものでもあったかな?...飲みこめなかったら、ここにぺっとしていいよ」とティッシュを差し出すと、なにやら様子が変です。

その時、妹が「あ、お餅が喉に詰まったらどうしよう?って心配になったんじゃないの?」と尋ねると、小さくコクリと頷きました。

あらあら、大変。

「口開けて見せて?...もうお餅、ちーさくなっているから飲みこんで大丈夫だよ」
「心配だったら、牛乳も飲んだらいいよ」

と諭し、ようやくお餅を飲み込むことができました。

大人の話をよく聴いているので、ほんとにびっくりです。

さて、「お餅」は本当に気を付けなければなりませんが、
何かを飲んで死んでしまう」ことに関しては、傑作だと思うのが、中島らもの「明るい悩みの相談室」にあった「西瓜の種を食べると死んでしまうというのは本当ですか。最近、西瓜の種を飲んでしまったので、心配で心配でたまりません」という相談への回答です。

40年くらい前にたぶん、朝日新聞に掲載されていたのを読んだのだと思います。

手元にないので、記憶に頼って書きますが、こんな感じの答えでした。


「西瓜の種を飲みこむと死ぬ、というのは本当です。
私の祖母(9x歳)が死ぬ間際にこう言ったのです。
『子どもの頃、西瓜を食べていたら、思わず種まで飲みこんでしまった。あれが原因だ』
だから、西瓜の種を飲んでしまうと死ぬというのは本当です」


なんて面白いことを書く人だろうと関心し、中島らもの本を買いあさったことを覚えています。


【中島らもの明るい悩みの相談室】
※どうやら復刻版が出たようですね。新しい感じ。このどれかに収録されているのだろうか?「スイカの種を飲み込むと死んでしまうって本当ですか?」


   

Comment(1)

コメント

田中さんこんにちは。「プロジェクトマジック」の白川です。
中島らも、いいですよね。若いころ読み漁りました。
軽妙なエッセイもいいですが、僕は小説が好きです。
アル中の話「今夜、すべてのバーで」、新興宗教の「ガダラの豚」、詐欺師の話「永遠も半ばを過ぎて」など、どれも傑作だと思いますね。「人体模型の夜」という短編集も秀逸です。全部売っちゃったので、もう一回買おうかな・・。

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