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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「なんでマラソンを?」との問いに答える

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経験学習と言えば松尾睦先生(北海道大学)、松尾睦先生と言えば、経験学習。

その松尾睦先生と先日、会食の機会があり、久しぶりにお目にかかりました。(2年ぶり?)

なぜか私のブログを熱心にお読みになっていて、父の介護問題に詳しく、非常に心配してくださいました。ありがとうございます。

会食会場に最後についた私が、筋肉痛のため座るのに難儀していたので、「ちょっとハーフマラソンを走りまして、今頃筋肉痛で太ももが・・・」
というと、

「なんでまたマラソンを?」

と尋ねられました。

実際、この質問には、私も答えが見つからないのですが(なんせ、走り始めたのが昨年で、レースというものに出たのも今年の3月、そして、先日10月の立った2回だけ)、
楽しい楽しい!と思ってわくわくやっているわけでもないのに、なぜ、連続してエントリーして、連続して泣きそうになりながらも完走しているのか。

それで、ふと、

「この歳になると、新しいこと、挑戦することってなくなるじゃないですか。やったことないこと、やってみようかなぁと思って」

と答えると、さすが先生は、こうおっしゃいました。

「ストレッチですね!」

「経験学習」だー。

松尾先生の「経験から学ぶ力モデル」によれば、「経験から学ぶ」には、

●ストレッチした経験、つまり、今までの能力だけでは成し遂げられないようなことに挑戦する、難しい仕事へ取り組む、など

●経験のリフレクション、つまり、ふりかえりをして、教訓を見出したり、次の手を考えたりすること

●エンジョイメント、やりがいとか、楽しみとか意義とか達成感とか、そんなことを経験から味わう

この3つの要素が必要だ、というのですね。

私の「ハーフマラソンチャレンジ」は、たとえ、それが「サブ3」であろうと「ストレッチ」ですね、とおっしゃったのです。

確かに。

で、「リフレクション」についてですが、

昨日「手賀沼エコマラソン」の写真が公開されました。プロカメラマンが要所要所に構えていて、ランナーを撮ってくれているもの。

前回の「練馬こぶしハーフマラソン」の時は、レース自体が初出場だったので、ランナーズチップのつけ方もその辺の方に習ったりして、カメラマンのことなど眼中になく、公開されてみたら、全部「どよーんとした顔」をしており、情けなかったのですね。

だから、今回は、「カメラマンには手を振る」「カメラ目線で笑顔」「疲れていてもさっそうと走る」の3点に気を付けていました。

ところがーーーーーー。

ところがーーーーーーーー。

公開された写真を見たら、
●カメラマンに手をふる ← なんとかできている
●カメラ目線で笑顔 ← ひきつってはいるが、前回よりはまし
と、ここまでは良かったのですけれど、
●さっそうと走る ← 走っているように見えない。たくさんの写真が、全部「歩いているように見える」のですよ。


人は、自己イメージと、カメラなどを通して観る客観イメージjが全く異なるものですね。

今回のリフレクションにより、

●次回はもっと脚を上げてリズミカルに走れるようフォームを研究する

というのが「持論」「教訓」として導き出されました。

なお、最後の「エンジョイメント」ですが、「ゴールを踏んだ」ということ自体が大きな「エンジョイメント」ですね。

楽しくてやっているわけではないものの、また、次のレースにエントリーするつもりです。

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今後の目標。

●ハーフマラソンで、2時間30分を切る(ネットタイムで)
●笑顔でカメラ目線でさっそうと脚を上げてリズミカルに走っているように写る

次回も頑張ります。


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