阿川佐和子さんのあいさつ文がとても素敵で、何度も読んでしまった。
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阿川弘之さんが亡くなって、お嬢さんの阿川佐和子さんが文章を発表した。
あまりにステキで、何度も読んでしまった。
最後の最後まで食欲があって、元気だった御父上。突然、内臓から出血し、亡くなったという。
私ごとと重ねて恐縮だが、我が祖母も99歳11か月のある日、似たような状態で、自宅で息を引き取った。最後まで元気で、ことっといのちのともしびが消えたことを思い出した。本当に大往生だった。老衰ってこういうことか、と祖母が亡くなった時思ったものだった。
サワコさんが語る父上像が、いつも、うちの父に似ていて、「わかる!わかる!厳しい頑固オヤジ!」「怖い!」「すぐ怒るのよね!」と勝手にいつも共感していた。
ずっと「うまいものが食べたい」という意欲を持っていたという部分にも、ああ分かるわかる、と思った。(あ、年初には色々あったけれど、うちの父は存命です)
はてさて、サワコさんの全文、こちらに掲載されています。是非、お読みください。
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ところで、「大往生ですね」とよく他者に対して使ってしまうけれど、祖母を亡くした時、言われて非常に面食らった。
「悲しい」と言った私に、「大往生じゃないの」と言われて、「そういう風に言わないで欲しい」と思ったのだ。
何歳だろうと、家族にとってはかなしいものだ。それを納得させるために「大往生」と使うような気がする。
大往生とは、他者が言う言葉ではなく、身内だからこそ言ってよい言葉のように思う。
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全く知らなかったのだけれど、阿川弘之さんは「きかんしゃやえもん」の作者でもあるとか。
へぇーとびっくり。 もう一度読んでみようかな。
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