人の話を聴いてはいない上司
ずーっと前の上司たちは、本当に部下の話を聴いちゃあいなかった。
面談で呼ばれる。
「今日は、半期に1度の業績面談だから」といってスタート。
「田中さんの考えや想いなどを聞かせて」といってスタート。
「ええと、私は、こういう仕事がしたくて、あれがやりたくて云々・・」
3分もしないうちに、上司はしゃべり始める。
「それもいいけど、ボクとしては、田中さんにやってほしいことと言えば・・・・。それから、○○という方向性もこれからはありじゃないかと思うんだ。・・・たとえば・・。そういえば、××については、こういう仕事があって・・・・。あ、このことでは△△会社の方とお話したときにね・・・・・」
わーわーわー、ずーっとしゃべっていいる上司。
気づけば、45分経過。
『今日は、”私の話を聞かせて”といってスタートしたのではなかったか』(心の叫び)
・・・・
『そろそろ終わるか?』(心の叫び)
・・・・
『まだしゃべっている・・・間もなく予定の1時間』(心の叫び)
・・・・・・
「・・・・ということなんで、もうちょっと考えてみたらどうかな?いつでも相談に乗るし、こういう風に対面でもいいし、メールでもいいし、何かあったら話してね」
・・・・・
『終わった・・・・』
・・・・・・・・・・・・・・・・
よぉしゃべりはるなぁ・・・。自分の考えばかりを・・・。私のことなんて聴いちゃいない。
上司の世代が下がってきたここ5年くらいは、「話を最後までちゃんと聴いてくれる上司」に恵まれ、上記のようなストレスはないのだけれど、昔上司は、いつもしゃべりまくっていたなぁ・・・。
・・・・というわけで、そういうことを、以下のコラムに書きました。
誠Biz.ID 7月から始めた「上司はツラいよ」連載です。
「意外とあるある?! 話を「聞けない」上司に贈る3つのコツ」
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1408/07/news010.html
【阿川佐和子さんの『聞く力』、大ヒットしてますが、これ、いい本でした。仕事に役立つと思います。未読でしたら、ぜひぜひ~】