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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

OJTトレーナーが「ほぉー」と言ってしまうこと

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4月に入り、OJTトレーナー向け研修と新入社員研修を交互に担当しています。(さまざまなクライアント先で)

OJTトレーナー向けには、新入社員を始めとする若手(主に3年目まで)の成長支援に関わる知識とスキルを伝授するもの。もちろん、たくさんのワークもあります。

冒頭で、「ゆとり世代だからではなく、環境変化によって若手が育ちにくくなっているのが現代なのだ」ということをお伝えすると、かなり多くの方が、「ほぉー」「おぉー」とうなってしまいます。

「俺たちが入社したころって、放置されてたよね」
「誰も何も教えてくれなかったよね」

とおっしゃる方に、「それでも、なぜなんとなく成長できたかというと・・・」という、以前の「職場の環境」の特徴を伝えると、なるほどーとなります。

たとえば、机の上にいろんな書類が載っていて、他者の机を見て、取引関係を知ったり、FAXのところに置きっぱなしになっている見積書を見て、「見積書ってこうなっているんだ」と見知ったり、隣で話す電話のやり取りを聞きながら、他社の方との会話の進行をなんとなく肌で感じていたり・・・。それらがほとんど職場から消えてしまった今、「放っておいても新人は育たない」環境だと知ると、「なるほど、目からウロコ」と思われるようです。

環境の変化というと、ほかにも「新人に任せられるささいな仕事」というのもなくなっていて、「あ、それは、アウトソーシングしているから担当しなくていい」
「あ、それは、協力会社さんの担当部分だから見なくていい」
なんてことも多くて、

いわゆる「新人仕事」がなくなってしまっているですね。これも、育ちにくい環境になっている要因でもあります。

だからこその「OJTの制度化」なわけです。

新人に甘いとか、そこまで手取り足取りしなければならないのかと疑問に思う方もまだまだおいでのようですが、自分が入社したころと今の環境の違いをよーく観察して、分析してみたらわかると思うのですよね。

さて、新入社員研修もスタートしています。

相変わらず、まじめで優秀で向上心の高い方ばかり。

30分以上前に出社して新聞読んでいたり、頭下がります。








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