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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

自分が変わっても周りが変わらなかったらダメなんじゃないかと思ってしまう話。

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「他人は変えられないが、自分は変えられる」

「他者を変えるのは難しいから、自分が変わっていく」

「自分の行動や他者に対するアプローチを変えることで、他者に及ぼす影響を変えることならできる」

なんてことは、研修の場だけではなく、そういった類の本にはゴマンと書いてあるわけです。

そう聞けば、「うん、そうだ、そうだ。他人は変えられない。変えにくい。でも、自分が変わるなら自分の意志の問題だから、なんとかなりそうだ」と頭では納得するんです。 頭では。

でも、一方で、ふとこうも思う。

「私が変わったってさー、周りが変わってくれなければ、私の考えも行動も空回りするだけじゃん」

「こういう話(講演でも本に書いてあることでも)、周囲の人にも読んで(聴いて)ほしいよねー」

・・・・。

うん。わかる。

わかるけれども。

自分が徹底的に行動を変え、周囲に影響力を及ぼせるようになるまでの時間が長くて果てしなく感じられて、つい、「やっぱり、他の人も変わってほしいもんだ」と他力本願に願ってしまうこと、ありますよ。

自分が地道に努力し続ける。小さな影響力でも他者に働きかけられるようになるまで諦めずに「自分が出来る範囲で頑張り続ける」というのは、かなり根性のいることなんですよね。

自分のすべきことだけに集中する、ってのは、意外に難しい。

どうしても「あの人が」「周囲が」と思ってしまう。それを頭から排除するって、本当に難しいものなのです。


・・・・・何のオチもない話でした^^;

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さて、先月2013年12月から地味に開始している「@IT自分戦略研究所」の連載。2回目が昨日1/14公開されました。

第2回 「私を救ったあの日の言葉」
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/power/02/01.html

次は2月に公開です。月1回連載です。

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