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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

人生いろいろ。医師もいろいろ。

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年始6日(月)に風邪気味で出社し、社内研修を実施。1日で声がつぶれてしまい、その後、体調が悪化して、7-9日と3日間も会社を休んでしまいました。

具合悪くて3日連続で休んだのは、27歳の時、入院して4日休んで以来です。もうびっくり。

今日10日(金)から始動しました。

いや、それはいいのですが。(いや、よくないけれど)

火曜日に行った病院は、自宅すぐ近くで、以前からたまにかかっていた内科。

ここの医師は、ちょっとべらんめぇなのですが、必要以上に薬を出さない主義らしく、一度は「家にあるバファリン飲んでおけば」と言われ、なんも処方されなかったこともあるので、それなりに気に入っていました。が、一方、ちょっと短いんですよね、判断までが。

話を全部聞かないうちに処方箋を書き始める感じ。

今回もそういう傾向がありました。

「喉の風邪、流行っているからねー、たくさんくるよ。声を直す薬はないから。」

・・・私が、

「喉を早めに直すには使わない、という方法しかないですよね?」と念のため尋ねると、

「声、ハスキーでいいと思うけどね(ニヤっ」と、言われ、元気だったらグーパンチしてしまうところでした(ウソ)。

軽めの薬2種類を処方され、水曜も改善しない、木曜になってもまだ喉が痛い。喉の痛みなんか、薬でかなり早めに治まると思っていたのに、あれ?と思い、いい加減に仕事にも復帰したいので、木曜日、別の、これまた地元の内科に行きました。

「この薬を処方されているのですが、治らないというか、改善の兆しがないので、また病院に来てみました」

すると、この先生。丁寧に話を聴くだけでなく、カルテの過去のこともよく読んで、「あなたの場合は、重症になることはないですね、これまでの経緯を見ると。」「風邪が気管支炎に進行してしまうケースがあるけど、ぜーぜーしますか?」などあちこちの角度から詳細に調べてくれました。

結果的に、「症状をまずおさえましょう」ということで、胸に貼るテープも含め5種類の薬が処方されましたが、これを飲んだら、よく聴いて、喉だの頭だのあちこち痛かったのが改善されました。

薬の種類が多いことはよいと思いませんが、話をきちんと聴いた上での処方というのは、とても大事なことのように思います。

前者と後者のもう一つ大きな違いは、「電子カルテ」と「紙カルテ」。

電子が悪いわけではないのだけれど、前者の医師は、画面見て、たまにこちらを見て、あとは、過去のデータを見ながら、薬をリストから検索している感じ。なんとなく「平面的」な印象なんです。

後者「紙カルテ」の医師は、過去のページもラペラめくりながら、「立体的」に診断している感じ。

あくまでも感じです。

医師との相性って大事なんですよねー。

あと、遠慮なく病院を変える勇気も必要だなあ、と思った経験でした。


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