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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「1年はあっという間だ」と思う理由には2つあるそうだ

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西原理恵子さんの「毎日かあさん」が読みたいという”重要”な理由により毎日新聞を取っている。日曜版には、海原純子さんのコラムもあって、毎週楽しみにしている。

今日(12月22日)の海原さんのコラムに、こんな話が書いてあった。

「”1年が短く感じられる”のは、大人になると新しい経験が少なくなるからという説もあるが、一方で、苦しみにある時、早くこの苦しみが去らないだろうかと、時間が経つのをとても長く感じることもあるのだから、あっという間だったというのは、もしかすると幸せなのかも」といったニュアンスで時の流れの”速さ”を表現していた。

なるほど。

「あっという間」と思える私は幸せ、だったのかも。

さらに海原さんはこうも書いている。

「ああ、短いなあ」の中にも2種類ある。

一つは、「何にもせずに1年過ぎてしまったなー」という反省を含む感慨。
そして、もう一つは、「たくさんの挑戦をしたからあっという間だった」という充実した感想。

翻って私はどうだったか?

今年は、1月から本の執筆に取り掛かり、6月と9月に相次いで出版をした。会社勤めの合間なので、本当に充実した時間だったと思う。

本の目途がついた頃、新しい仕事に挑戦するよう勤務先で指示され、それを8月から今に至るまで半年近く、これまたチャレンジングな日々を送っている。

人とのつながりでは、多くの新しい、そして、重要な出会いもあったし、行ったことない場所、参加したことのないイベントなどにもかなり積極的に(”内弁慶”で”人見知り”の”引きこもり”体質な私としては、だ)参加してみたりもした。

1年に、あまりにあれこれあったので、途中細かい記憶がなくなっている箇所まである。

まあ、「あっという間」の1年だったが、それなりに「いろいろ取り組んだな」と思える2013年だった。

さて、来年はどんな年になるだろう。

いや、「なるだろう」ではなく、「するだろう」だ。

自分が「どんな1年にしていくか」である。


年賀状を書くというのは、1年を振り返り、来る新年に思いを馳せるのにとても役立つ行為だ。添え書きには、年内にしたためるにも関わらず、新年になったつもりで想いを乗せる。この時点で、「私は2014年をこうするつもりだ」と他者に意志表示しているわけである。

葉書年賀状も激減しているようだが、自筆でちょいちょい書くのは、案外、自分の「棚卸」のため、なのかも知れない。


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