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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「インストラクショナルデザイン」のトレーニングを開始することとなりまして。

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「インストラクショナルデザイン」(通称:ID)というものがあります。

教材開発の工学的アプローチと言うとわかりやすいかもです。

研修の教材を作る際、PowerPointを立ち上げて、スライド作り始め、ああでもないこーでもないと切ったり貼ったりしてしまうこと、というのはありがちですが、そういう「開発」作業の前にちゃんと「分析」したり、「設計」したりしましょうね、というものです。

システム開発と同じですね。いや、モノづくりはなんでも同じですね。

IDではいくつかのモデルがありますが、中でも超一般的なのが、「ADDIE(アディー)モデル」です。

ADDIE・・・

A:Analyze(分析)フェーズ
D:Design(設計)フェーズ
D:Develop(開発)フェーズ
I:Implementation(実施)フェーズ
E:Evaluation(評価)フェーズ

PPTでモノづくりをするのは、このうち、2つめのD(Develop)です。

その前に、「何がゴールなのか」「誰が学習対象者なのか」「その人の現有能力は何か」「解決したい課題は何か」・・そして、はたまた「それって研修で解決する課題なのか」などを考えたり、研修マターとなった場合、「どこからどこまで」が研修で対応できるのかを「出口」と「入口」として明確に定義したり・・・といったことをします。

特に、「出口」と「入口」は大切です。

「研修の出口」・・・これを「学習目標」などと言いますが、「研修を受講し終わった時点でどうなっているか」を明記するものです。

そして、

「研修の入口」・・・受講時点で「何が出来て」「何が出来ない」人が対象なのか、も明確にしておきます。

そうやって設計できたものを開発し、実行していくのですが、途中で、評価(Evaluation)を入れます。

たとえば、「形成的評価」というのは、途中途中で、「形」を「成す」ための評価。見直してよりよいものにしていくものです。

こういう「ID」の考え方、実はDEC時代に一度セミナーでお客様に提供したことがありました。1990年のことです。当時、DECは、コンピュータメーカーでありながら、人材育成の分野でも結構有名でした。

DECのIDは、「D4M2」(でぃーふぉー・えむすくえあ)と呼ばれ、ADDIEモデルとはちょっと違って、

Define
Design
Develop
Delivery
&
Mamagement
Measurement

の6つの頭文字からなります。ADDIEと考え方は同じですね。

で、DECのIDを日本のIT企業の人材育成に携わる方に提供しよう、と1990年にセミナーを開催しました。その時、私がクラスリーダーとしてアメリカから招いた講師とのアレンジメントなど担当したりしてました。

さて、そこから20数年を経て、ここ数年、お客様から「ID」の研修のニーズを時々聴くようになり、一社向けで展開していたのですが、来年2014年から公開講座でも提供することにしました。

現時点で、田中のみ講師が可能なので、当面、私が担当しますです。

ご興味ある方は、ぜひお越しくださいませ。

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インストラクショナルデザイン ~企業内人材育成に役立つ教材開発技法~

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