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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

部下の立場になってみるとわかることがある。---素直であることの意味

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先日、事業部長や部長といったかなりポジション的には上の方ばかりのセミナーで、

「部下に少しだけ”ストレッチ”となる仕事を指示する」

というロールプレイをしていただいたときのこと。

●ストレッチの意図や理由
●部下がやる気になるような表現

を取り入れてくださいね、とお伝えしたうえで体験タイムに。

みなさん、かなり気を使った表現で相手(部下役の、やはりマネージャ)に伝えているのですが、部下役の方がぽそっとこうおっしゃったのが印象的でした。

「ああ嫌だなー、こういう言い方されるとちょっと腰引けちゃうよなー。俺、でも、いつもそういう言い方しているな。 部下の側に立つと、思った以上に嫌なもんだな」

・・・。

おお、素晴らしい。

管理職の研修は、

「そんなことは知っている」
「そんなことはわかっている」
「そんなことはちゃんとやっている」

と否定的な反応をされることが多いものです。

ですが、このときは、皆様非常に受容的で、「立場を変えるとこんな風に聞こえるのか」と部下の立場を味わったようでした。

Learnだけでなく、 Un-Learn(学習棄却)やRe-Learn(学び直し)が必要、とはよく言われますが、まずは、「素直に受容する」ことができることからなんだなあ、と私もこのときの部長たちを見ていて学びました。

ベテランになると「素直」というのが実に難しい。

私ももっと素直になろう・・・・。はい。

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