ホテル ザ・リッツカールトン大阪 探訪記
先日、とある研修に参加すべく大阪に滞在しておりました。会場がかの「ホテル ザ・リッツカールトン大阪」で、非常にゴージャスなムードの中、大勢のクラスメイトとともに学びあいました。
<入口>
大阪のリッツが開業した直後は、勤務先の法人割引制度があったので、何度か宿泊したこともあるのですが、今はそういう制度もなく、また、調べてみたらシングルで22,000円~!!ということだったので、他のホテルに宿泊し、朝から晩までリッツに通っていました。
これはこれで、「通勤」というか「通学」気分が味わえてなかなか良いものでした。
さて、リッツはとにかくそのホスピタリティで有名なホテルです。スタッフの採用も特殊で、私の記憶が確かなら、応募者をまずは最高のおもてなしで迎える・・・といったことをするんだったと思います。「こういうおもてなしを、あなたはできますか?」を問いかけるといったものだったような。(本を読んだのがすごーく前なので、このあたりの記憶はあいまいですが)
研修自体は粛々と進み、ホテルのサービスもコーヒーが出てくるとか、素敵なランチがいただけるとかそのくらいのことでしたが、研修合間に出会ったばかりのクラスメイトの方が、「興味あったので、クロークにいたスタッフさんに声をかけ、クレドのことを聴いてみたら、面白かった」と教えてくださったので、私も試してみました。
「あのぉ、”クレド”をいただけると聞いたのですが、1枚頂戴できますか?」
「あ、もちろん、少々お待ちください」
「こちらです」
「いつも用意があるんですね」
「はい」
<バリューとかクレドなどが書かれているA4用紙は、所望された場合の配布用みたいです>
「ひとつうかがってもいいですか? この大阪リッツ、入口からフロントまでが迷路みたいになってますよね。どういう意味でこんな設計になっているのですか?」
「私たちがお客様をきちんとご案内するためなんですよ」
「ああ、自分でさっとフロントまで行かれないように、みなさんがちゃんと案内してくださるように、という意図なんですね」
「はい、ですから、お客様がお通りになるところにスタッフがいるようになっています。すぐお声掛けできるように」
「ほぉ、なるほど」
・・・
クレドについては、
●メンバがそろいやすい時間(朝とか昼とか休憩時間とか)に集まることにしていて、その日、クレドやバリューの一つを読み上げ、関連する体験エピソードを披露したりする
ということが、各チームで行われているそうです。
「軸」が揃うというのは、とてもすごいことですし、誰に聞いてもちゃんと受け答えしてくださるのは感動ものです。
「わかりません」「確認します」ではなく、「こういうものです」と「クレド」「バリュー」「それに関連する自分たちの取組み」を誰もがさくさくっと笑顔で解説してくださいました。
ここまで徹底するって、なかなかできることではありません。
さすがだー。と感動しながら帰ってきました。
大阪のリッツは、家具調度品が「お屋敷」のような感じです。 (たとえがとても悪いのですが、ディズニーランドのホーンテッドマンションのような、中世のお城って感じ。お聞きしたところ、東京のリッツは、もっとスタイリッシュなんだそうです。 ホテルごとにしつらえが異なるというのも興味深いものがありました。)
いつか宝くじが当たったら、1週間ほどのんびり滞在してみたいものです。
大阪のリッツの皆様、お世話になりました。
*****番外編*****
<ランチタイムに出てきたデザートの一例>
美しすぎます♪