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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

匂いの記憶。音の記憶。

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大阪、兵庫、名古屋と巡り、帰宅しました。またすぐ大阪です。

先日、大阪行き新幹線でD席に座っていました。お隣E席にはビジネスパーソン(男性)。本を読んでいた私は、少しずつそわそわし始めました。なぜか?

お隣さんから、かすかなコロンの香り。ううぅぅぅぅ。

このコロンが、昔関わりのあった男性のものと同じで、読書しつつもその匂いに、徐々に落ち着かない気分に。あれやこれや思い出したのです。しかも、どーでもいいこととかね、変な思い出とかね。

そうなると、本を読むどころではない。

この男性に何の罪もないのに、頭の中では、香りとセットで過去の思い出が。 いや、苦い思い出が。
20年以上経過していても、匂いの記憶、強烈。

できればあのコロンは発売中止にしてほしいくらいですw。

匂いが呼び覚ます記憶。 コロンだけではなく、たとえば、食べ物の匂いを嗅いで、昔住んでいた町を思い出すとか。 そんなこともあるでしょう。

音もそうです。

先日お邪魔した企業では、昼休みや休憩時間に音楽が流れていました。昼休みにはたいていこの音楽がかかる、というパタンがあるそうです。

「エンヤの音楽が流れる時期がありまして、ボク、エンヤ、大好きなのに、自宅でそのCDを聴くと会社を思い出しちゃうようになって、ちっともオフの気分になれないんです」
「そうそう、だから、メジャーな曲、流さないで欲しいんだよね」

音の記憶。

病院でお仕事をした時にも同じような話しを聞きました。

「”コードブルー(緊急事態)に関するアナウンスの際流れるチャイム音”が、近所のスーパーマーケットの館内放送の時使われるものと同じなんです。だから、仕事終わってスーパーで買い物をしている時、あのチャイム音が鳴ると、ビクっとしてしまうんです。 」

なるほど。こういうのも、ドキドキさせるものですね。


匂いの記憶。音の記憶。

いい思い出が蘇るのなら大歓迎だけれど、「苦い思い出」「このタイミングで思い出したくない出来事」なんてのは、蓋しておきたいものです。

そういえば、少し埃っぽい匂いがする風呂敷で、「おばあちゃんちを思い出すね」と母と語り合ったことがあります。こういうのは、好きです。

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