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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

ブロガー定例会で「人材育成の仕事」についてお話ししました♪

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昨日(3/9)、オルタナブロガー定例会で、バトンが回ってきた私めが1時間ほどのお時間いただき、「人材育成の仕事-講師業ってどんなことするの?」というタイトルでお話しする機会を得ました。

「働く大人」向けの研修の講師のあれやこれやを紹介しました。

たとえば、【講師がデビューするまで】とか、【新入社員研修での1日の進行】とか。【講師に向いている人、向いていない人】とか。

【講師がよく見る夢 ベスト3】もお話ししました。

1. どんなに頑張っても研修会場に到達できない
2. 受講者がなぜか怒っている
3. どんなに頑張っても終わらない

これらの夢を見たことがない講師はまずいないと思われます。

そのほか、【学習者のスタンスが変化してきた】ことも。

10年前くらいですと、受講される方も研修を発注される人事部などの方からも「できるだけ講義を多く」「演習は帰社してからでもできるんで少なく」「できればボクを当てないでほしい」「他者の話を聴くディスカッションばかりだった」ということをよく言われたものですが、今は、逆で「できるだけ演習を多く」「講義はポイントだけでもいいので、考えさせる時間をとって」「講義以上に、受講者同士の話し合いが有意義だった」といった声のほうが圧倒的に多くなった、ということもお話ししました。

学習する側の「学びに期待すること」が変わってきたのですね。「教えてもらう」というよりも「学ぶ」「学び取る」というように変化してきているのです。これは、とてもよいことだと思います。学びの主体はあくまでも学習者自身ですから。

なので、講師は「プレゼンテーション力」以上に「ファシリテーション力」を付けないといけなくなってきています。

「決められたシナリオを決まった段取りで説明するのは上手」だけれど、「相手に合わせて臨機応変に順番やかける時間を調整し、受講者の学びを最大限に引き出すファシリテート」ができない、と、これからの講師は厳しいだろうと思います。

そして、「プレゼン力」は、自学自習でもある程度練習ができるものですが、「ファシリ力」となると「現場百回」みたいなところがあり、ワークショップ型の研修をどれだけの数、体験したかで腕は磨かれるので、まずは、臆せず挑戦することが求められます。

お金をいただいて、「人材育成のお手伝い」をしている限り、「やはり、この部分はプロに頼んだほうがうんとうまく行くね」と言っていただけるよう、日々精進です。


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昨年6月にこのブログに参戦した新参者のワタクシ。 怖い突っ込み、恐ろしい質問など入るのではないかと戦々恐々。

これは、もう餌付けしかあるまい!と、手作りのケーキとクッキーを持参し、講演前に配りました。この餌付けが効果あったのかなかったのか。怖い思いは致しませんでした(笑  事務局様、ご参加の皆様、機会をいただくだけではなく、最後まで温かい目で見守ってくださいまして、ありがとうごじざいました!

【レモンピールのケーキ(気泡が入ってしまったw)】
Photo  

【ピーカンナッツのクッキー】
Photo_2  

【このようにラッピングして会場で振る舞いました!(完売)】
Photo_3


(オマケ : そういえば、昨日、初対面のブロガーさんに、「淳子さんは、もっと大きい人(縦にも横にも)かと思っていたから、普段からアイコン見ていたのに、最初、誰かわからなかった。意外に華奢ですね」と言われました。これ、以前も別の方に言われたことがあります。文面、文体が何か「マツコデラックス級」の人間を想像させるらしい。 ”意外に華奢”の部分にマーカーで線を引いておきたい気分です(笑)

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