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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

おかげさまで今日から社会人27年目。

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1986年3月31日(月)。私が新社会人になった日です。

月曜だったため、入社式が3/31だったと思われます。最初に入社したのが、DEC(Digital Eqiupment Corporation)。同期が200人くらいいたような。なんせ、当時イケイケ企業だったので。

入社式の社長訓示はすっかり忘れましたが、人事主導の全員研修(大講堂で)だけはよく覚えています。人事部の方がやたらと威張っていたので(笑)。

その後、R&D部門と教育ビジネス部門合同の新入社員研修(11人)を6月末まで受けて、7月初旬に配属。最初から「VMS(というOS)を教える講師業」として採用されていたので、7月8月は「講師」のための訓練。

デビューが9月4日です。「FORTRAN入門」という5日間の研修。もちろん、お客様向け。お金いただいて。

今思えば、23歳の小娘が企業のエンジニアの方に研修を提供するなんて、スゴイことですね。いやはや、皆様ありがとうございました。

さて、入社した当時、3年目くらいで結婚、5年目くらいで第一子、なんて思っていたので、そんなに長く務める意識はありませんでした。腰掛気分だったか?と言われれば、そうでもなく、ただ「仕事に就いたからには一生懸命やろう」と思っていただけ。将来の展望も野心も何もなく、単に、ちっともわからないコンピュータの研修に泣きながらついていっている内に1年経った、という感じです。

2年目には少し興味のある分野が出来てきたので、自分から手を挙げてやらせてもらい、それは、後輩のプレゼン指導でしたが、そのことかが今の自分の仕事に道がほそぼそとつながってきているので、人生、何があるかわかりません。

予定?より少し遅れて4年目には結婚したけれど、結局は、仕事が充実し始め、そのあたりの問題がクリアにできず(ほかにもいろいろありますが)、ケッコンのほうは「引退」し、「すぐやめるだろう」と自分でも思っていたシゴトのほうがここまで続いてしまったのでした。

というわけで、来週からやってくる新入社員の皆さんの中にも、色々な考えの方がいらっしゃるでしょうが、どんな人でも最初の考えや思いとは全然違う人生、キャリアを歩むことはあるので、先輩たちは温かい目で見守ってあげて欲しいなあと思います。

最初から自主性も主体性も責任感も考える力もなんでも持った新入社員もいるでしょうが、「箸にも棒にもかからないなあ」というタイプもいるかも知れません。食えないタイプもいれば、「何度言ったらわかるの!?」という人だって。

でも、仕事をしている内に、その楽しさや喜び、苦労の後にある何か爽快感みたいなものを味わう機会が増えてくれば、腰のすえ方だって変わってくることは多いにあります。

ところで、この季節、先輩はいつも以上に「先輩ヅラ」をしたくなり、してしまうもの。

たとえば、「挨拶しなさい」とか「きちんとした服装を」とか「言葉づかいっ!」とか。それを相手に伝えるのは大切なことだけれど、伝えつつ、自分はどうなんだ?と、今の自分をきちんと振り返ることも大事ですね。

勤務先では新卒採用をしていないので、4月は毎年お客様先の新入社員の方たちと接しながら、我とわが身を振り返ります。

来週から新入社員研修が始まります。 娘息子のような年齢の彼ら・彼女らとまたわくわくする交流が生まれることが楽しみです。
(お父さん、お母さんより年上かも、ですが。どうもスンマセンw)

私は今日から社会人27年目。1日のブランクもなく続けられたのは、一重に、多くの上司、同僚、お客様、部下、後輩、家族、私を取り巻く多くのステキな方たちのおかげです。ありがとうございます。

もう年齢的に「アレ」なんで、体調、体力については、自分でケアしつつ、まだまだ頑張りますよっと。

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