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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

ちびっ子

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2歳の甥っ子がいます。2年以上叔母バカをやっています。

身近に子どもがいるようになってから、世の中の子どもを、わがアンテナが敏感にキャッチするようになりました。
それも、甥っ子と同年代には特に感度高く反応します。

0歳の時は、街中の乳児ばかりが目に入りました。
1歳の時は、とことこ歩いている子どもをやたらと見かけるような気がしました。
今は、2歳なので、ちょっとおしゃべりしかけ、という子供たちが気になって、気になって。

とはいえ、0歳から甥っ子と同じ年代くらいまでが常に関心の的。
Babyがベビーカーに眠っていると、「何か月くらいかな」とか、「むちむちしてるな」とか、色々妄想します。
おしゃべりしていると、「どんな単語がしゃべれるのかな?」と耳をそばだててしまいます。

たぶん、自分が経験してきたことと今経験していることを赤の他人のお子どもちゃまたちと重ね合わせ、追体験するのでしょう。

一方で、甥っ子の年齢より大きいと思われる子どもには、「甥っ子より大きい子どもがいるな」と思う程度の関心で。(おそらく、未体験ゾーンなので、具体的イメージがわかないからだと思います。)

さて、先日のこと。

夕方の地下鉄。さほど混雑していない車内。ベビーカーに乗ったBabyが、コーフンのあまり、ちょっと大きな声を出したことがありました。「あーあー」という感じ。

背中越しにこの声を耳にして、「何か月くらいなんだろう?」と興味を持ちました。でも、いきなり振り返ってじっと見たらいかん、と自制していました。Babyちゃんの「あーあー」という声がやまず、なんだかとても楽しそう♪だったので、とうとう我慢できずに振り返り、ベビーカーにいるBabyを見下ろしたのでした。

すると、振り返った私にママが気付き、「スミマセン」と謝り、Babyちゃんに向かって「○○ちゃん、しーっ」と言ったのです。
「いえ、そういうつもりでは・・。かわいらしいな、と思って」とすかさず心の内を伝えたのですが、ママは恐縮しきりでした。

その時思ったのですね。

身近にちっちゃな子どもがいて、しかも、かなりの叔母バカで子育てに関心高く生きているので、車内のBabyや子どもに対して、かなり許容度が高い、許容度が高いというより、関心・興味が強い。

でも、すべての人がそうとは限らない。

単にうるさいな、と思う人もいるだろう。

ママは、社内でBabyが泣いたり、「あーあー」と言ったりするたびに、恐縮し、すかさず「ゴメンナサイ」「スミマセン」と謝る癖がついている。
条件反射のように、まずは謝る。そういう風に癖づいているのだろう、と。

この話を、0歳&2歳のママにしたところ、

「ああ、わかる、わかる。とにかく、謝る。… 謝る癖、ついてます」

と言いました。そうなんだろうなあ、やはり。


私だって、身近に子どもがいなかった時は、「わざわざ満員電車の時間帯にちっちゃな子を連れて乗せなくてもいいのに。時間をずらすこと、できなかったのかな」と思ったこともあったし、いつまでも泣き続けたり、大声を出したりしている子どもを親は何とかできないのかしら?と心でつぶやいたこともあったし。

たまたま甥っ子と深くかかわるようになって、公共の場での子どもに対して、受容するようになったけれど、すべての人がそうではない。そして、そうではないこと、が、悪いことでもない。

だから、ママ(あるいは、パパ)はとりあえず「謝る」・・・・ということが自然と癖づいているのでしょう。

「子育て」って、色んな苦労がありますね。

それと、自分もかつて、そうやって親にたくさん謝らせていた時期があったのだろうなあ、と、いまさらながら、老親に感謝し、老親に想いを馳せる「敬老の日」前日。

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