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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「想ひ出」は誰のもの?

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TwitterやFacebookでみなさんの動向を眺めていると、今日(8/22)から職場復帰という方がたくさんいらっしゃいますね。 ここ数週間のつぶやきやら書き込みやらを見ていると、もう、パパとママとじじとばばと、たまにおじ・おば)が、子供たちをあちこち連れていって、がんばっている(いや、楽しんでいる)様子が手に取るようにわかり、ほほえましいやら、「お疲れでしょう」と同情するやら。

かくゆうわたくしも、先々週とこの土日とどちらも実家(町田市です)に行き、滞在中の甥っ子(2歳)と遊びまくりました。

2語文、あるいは、たまに助詞を使うようになってきたので、日本語勉強中の外国人と会話する程度には話がかみ合い、ちゃんとおしゃべりできるようになりまして、俄然、面白くなってきました。

床屋さんに連れて行ったり、一緒に花火したり、2人でお風呂入ったり(←泣かせなかった!)、ただひたすらかけっこしたり、全力で楽しみました。
(男児というのは、ただただ追いかけっこするのがなぜあれほど楽しいのでしょうか?顔の半分を口にして大喜びでした。こちらは、アラフィーなので、ぜーぜーですが・・・笑)

2歳の彼は、こういうこと、覚えているのかな?・・・・・自分が2歳のころはどうだっただろう?・・・・、いや、思い出せません。全然。

2歳になるちょっと前に両親とともに渡米し、5歳直前に帰国したのですが、行きの飛行機やアメリカに行って何していたかを思い出せるのは、4歳以降の記憶ばかり。

2歳の時だって、両親はあれこれしてくれたはずなんですが、何にも覚えていないのですよね。

甥っ子が楽しめるだろうと、父ちゃん、母ちゃん+じじ・ばば・おば(=超おばバカ)があちこち連れて行ったり、いろんな遊びを一緒になってしているわけだけれども、でも、たぶん、当人は、それ自体の記憶を残すことはないだろう、と思うのです。

でも、間違いなく、私たち大人は覚えている。子供だってそれが基礎となって、いろんな能力を身に着けていくわけだけれども、記憶という側面でいえば、大人のほうが、うんと覚えている。

あれこれと子供に想い出を作ってあげているようでいて、実は、大人たちがたくさんの想い出を作ってもらっている。

子供とともに過ごしたピュアな時間。
子供とともに過ごした大笑いする時間。
子供とともに過ごした全速力の時間。

そんなことを、大人たちは貯金して、今日からの仕事にまた活力を得るのかしらん?と思ったりしています。

おばバカ絶好調のわたくしは、この週末撮りためた甥っ子の動画を10回以上も再生し、にやにやと楽しんでから、出勤の途についたのでした。

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