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事業開発ほどクリエイティブな行為は他に無いと思いこんでいる人間の日常

リスキリング・・・

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ここのところ各種メディアで「リスキリング」という言葉をよく聞くようになりました。 ただ、内容を見ると「AIの活用を学んでる・・・」というような感じであることが多く、他人事ながら「挫折しないかな?」と心配になります。

AIとかのキーワード出した方がキャッチーなのはわかりますが、正直、エンジニアでも「AIの活用を理解してる」と自信をもって言える人は少ないと思います。

リスキリング自体はどんどん進むべきと思うのですが、もうちょっと現実的で身の丈にあったリスキリングを設定・実施すべきだと思います。 というわけで、こういうマイルストーンで学習するのがいいのでは?とおいうプランを勝手に書いてみたいと思います。もちろん、すでに一定のレベルにある人はそれ以上のレベルを目指す感じです。

レベル1

  • ブラインドタッチをできるようになる
  • Word, Excel, PowerPointを問題なく利用できるようになる
  • メールで問題なくコミュニケーションできる

私を含め、おじさんの多くはまずこのレベルを達成する必要があると思います。

レベル2

  • ノーコード、ローコードツールを利用して静的Webサイトを作成できる
  • ノーコード、ローコードツールを利用して動的サイトを作成できる
    • 簡単なWebFormなど

Webの仕組みが理解できていないと何も理解できないし、応用も効かないかなと。

レベル3

  • ノーコード、ローコードツールを利用して自社のプロセスを自動化できる
  • 簡単なスクリプトを書くことができる(ローコードに対応できる)
  • 主なIT用語や概念(クラウド、DB、API等)は肌感覚をもって理解している

AIの前に、まずは無駄なプロセスの削減と自動化かなと。ここまで来ると「今までのノウハウ」とITが融合して具体的かつ効果的なアウトプットを出すこともできるのかなと思います。

レベル4

  • 簡単なITプロジェクトならばディレクション、マネジメントできる
    • 各種ドキュメントが作成できる。エンジニアに指示できる

一定規模の対応になると専門家に頼んだほうが早いのでPMの能力をつけたほうが生産性が高い。

レベル5

  • AI等の最新技術トレンドを肌感覚をもって理解し、自社の課題解決に応用できるようになる。

机上(書物)でAIを学んでもほぼ実務にはほぼ役立たないと思います。本当に理解するにはレベル4くらいの基礎知識が必要。

勝手にレベルとかを書いておいてなんですが、エンジニアとかの専門家はクラウドソーシング等で必要に応じて調達できる状態になってきているので、自分自身がエンジニアとしてバリバリ活躍するというより「エンジニアに正しく指示・管理ができる知識」(上記でいうところのLevel4)を目指すのが、個人にとっても企業にとっても現実的かつ効果的なリスキリングでは?と思います(タスク管理だけしてマネジメントだと勘違いしてる人も減ってほしいです)。

私もリスキリングしたいです。

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