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若いうちに成功しなくてよかった

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こんにちは、竹内義晴です。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

家族がインフルエンザで外出できず、テレビを観てもダラダラ過ごしてしまう(そういう時間はだいぶ過ごした)ので、おっさんずラブを観た後でゆるゆると仕事をはじめました。

今日は、原稿書き。内容はさておき、原稿を書きながら、ちょっと思ったことがあったので書いておきますね。

「思ったこと」というのは、「若いうちに成功しなくてよかった」ということ。

「成功」の定義は人それぞれなので、「成功とはこういうものだ」という定義はあえてしませんが、もし、若いうちに成功してしまっていたとしたら、なんだか、違う人生になっていたんだろうなぁと思っています。もっとも、会社員だった若い時は「成功したい」なんて思っていなかったんですけどね。自分で何かをするなんて計画、全然なかったし。

でも、紆余曲折があって、起業したときには「成功したい」と、思ったかな。

もちろん、若いうちに成功していれば、もっと早く経済的に豊かになって、やりたいと思うことが、もっと自由にできたのかもしれませんが、もし、簡単に成功してしまったら、今、身に付けることができたスキルや、さまざまな出会いや機会を得ることは、できなかったのではないかなぁと思います。

というか、もし、若いころに成功していたら、もっと天狗になっていただろうし、もっと嫌なヤツになっていたはず。

ボクは、人生を「山登りみたいなもの」ととらえています。

上り坂だけの山というのはないように、人生には、きっと、頂上というか、ピークみたいなものがあるはず。そのピークを、人生のどこに作るは、結構大事なことなんじゃないかなと思っていて。

ピークがあるということは、下り坂もあるはずで。もし、若いころに上り詰めてしまったら、後は下るだけというのも、嫌だなぁと。

話は少しそれますが、以前、登山する人に聞いたら「山は上りよりも、下りが大切」と教えてもらいました。遭難事故は、上りよりも下りのほうが断然多いのだとか。でも、今まで、いろんな苦労や経験を重ねてきて(時には辛酸も舐めて)、何かこう、「山を下るすべ」も身に付いてきたような気もします。

ボクは人生のピークを58歳に置いています(なぜ、58歳になったのか......というのは、長くなるのでここではしませんが、興味があれば聞いてください)、今はまだ、上っている途中です。人生のピークを迎えるまではやるべきことをきっちりとやって、結果も出して、みんなに喜ばれるような役立つような仕組みを作る。それから、山を下り始めたいと思っています。

頂上は、まだ遠いなぁ。でも、その頂上とやらを拝んでみたいし、拝めるようにがんばりたいです。

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