ボクには「休み」という概念があまりない
昨日、お世話になっている会社の、新年会に参加させていただいた。
今日は土曜日だから、ある方から「竹内さんは明日休みなんですか?」と聞かれたが、私は回答に困ってしまった。
なぜならば、私にはあまり「休み」という概念がないからだ。
サラリーマン時代は、「休み」という概念があった。月から金曜日までは会社で働いて、土日はプライベートの時間。まあ一般的にはこういう考え方が普通だろう。
ボクに「休み」という概念がなくなったのは、サラリーマンを辞めてからだと思う。
もっとも、サラリーマンを辞めて独立すると、基本、自分の時間の使い方は自由になるので、平日に自分の時間を作ることもあれば、土日に仕事をすることもある。
また、仕事を始めた当時は、すぐに成果が出るわけでもなく、直接仕事をしている時も、そうでないときも、何かしら、仕事のことを考えていることが多かった。そのようなことを繰り返しているうちに、いつの日か「休み」という概念が徐々に薄れていった。
さらに、ボクは、大きく分けると三つの仕事を取り組んでいる。
一つは、独立した時に作ったテイクウェーブという個人事業主。こちらは主に it 関係や Web の仕組みづくり、ライティングの仕事など、主に、個人の業務に取り組んでいる。
一つは 、NPO 法人しごとのみらいの仕事。こちらは、「楽しく働く」をテーマに職場のコミュニケーションの問題解決や、ビジネスパーソンが充実した気持ちで働けるよう、企業研修、講演、コーチング、執筆などの仕事に取り組んでいる。
それに加えて、去年の5月に始めたサイボウズの複業。こちらは、広報やブランディングの仕事に取り組んでいる。
このように、いろんな仕事を取り組むことによって、「この日はこれ」という区別が明確でなくなった。まあ、唯一分けているとすれば、サイボウズの仕事は週二日と決めているぐらい。それ以外は必要な時に必要なことをすることにしている。
もちろん、この中にプライベートも含まれる。
このような働き方をしているので、ボクにとっては、オンかオフという概念がほとんどないし、オフの時でも仕事のことは考えているし、仕事のことを考えているのが好きだし、あえて「休み」という概念を作る必要がなくなったのである。
このような話をすると、「仕事とプライベートを切り分けなくても大丈夫なんですか」という質問を受けることがよくある。この質問の背景には、「仕事は大変。プライベートはそれを補うのが休日」みたいな考えがあるのではないかと思う。また、フリーランスのような仕事をしていると、つい、仕事をしすぎてしまって、長時間労働になってしまうという声もよく聞く。
でも、ボクにとってはそもそも仕事とプライベートという時間の区切りがあまりないし、基本、仕事が好きなので、あまり困っていない。プライベートが必要なら、その時間を作るし。
ボクは、ワークとライフを切り分けるのがあまり好きではない。そもそもワークはライフの中にあるものなのだ。ワークとライフは融合している感じの方が、個人的にはしっくりくる。
「それは、お前がそういう働き方をしているからできる話であって、普通の人は無理だよ」という意見もあるかもしれない。ボクもフルタイムがサラリーマン時代なら、そう思うに違いない。
でも、ボクは今、サラリーマンという立場でもある。政府がすすめている副業みたいな、複数の仕事をすることが広まってくると、たぶん、こんな感じになってくるんじゃないかなー。そのためには、じぶんが「いいと思うこと」をやるというのが、大切になってくるのかもしれないね。
まぁ、「オレはそうじゃない。仕事とプライベートはきっちり分けたい」という人は、それはそれでもちろんOK。いろんな選択肢があるってことで。
というわけで、今日は半分仕事半分休みみたいな一日である。少し家族と過ごして、少し仕事をして、夕方からは地域のボランティア活動の新年会である。原稿、一本書きたかったけど、書けなかった><。