結果は掛け算
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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
コミュニケーションスキルの話をすると、「大切なのはスキルじゃない。想いだ」とか、「表面的なスキルでは意味がない」という言葉を投げかけられることがあります。
確かに、想いも大切だし、表面的なスキルでは意味がないのかもしれません。
一方で、スキルがなければ、いい関係をつくれないのも事実です。
たとえば、遠い知人に、物言いが批判的な人がいます。想いはすばらしいのに、物言いが批判的なので、そこに集う人はいません。で、「大変だ大変だ」って言うんですけど、まぁ、仕方ないですよね。一緒にいて、気持ちよくないんだもん。
モノには、「言い方」って、あると思う。
コミュニケーションスキルに限らず、ITのスキルも、ほかのどんなスキルも同じだと思うんですけど、想いを実現するためにこそ、スキルが必要なんじゃないかなぁと思います。
スキルというのは、ボクは、クルマの工具と同じだと思っています。
どんなにクルマ想いでも、どんなにクルマのことが詳しくても、工具がなければ、クルマは整備できません。また、工具は工具でも、やっすい工具はボルトの頭をなめて(つぶして)しまい、下手をするとボルト自体がとれなくなってしまいます。
だからこそプロは、いい工具を使うのです。いい工具は壊れないので、一生モノです。
ボクがコミュニケーションスキルを学んだ師匠は、こう言っていました。
「どんなにスキルがあっても、想いがなければダメ。逆に、どんなに想いがあっても、スキルがなければダメ。スキル(やり方)と想い(あり方)の両方がそろったとき、結果が出るんだよ」
ボクも、そう思っています。結果は掛け算なんでしょうね。
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