ああ見えて、あの人もきっと変わらない
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
先日、お久しぶりの知人から、「以前お会いしたときとは全然違って、ご活躍のようですね。すごいですね」と言われました。
その言葉を聞いて、ボクは、「はて?」と思いました。なぜなら、ボク自身の印象では、以前と何も変わっていないし、逆に近年は、「無理に動くのはやめよう」「がんばるのはやめよう」と思って、表立った行動はむしろ控えぎみだったから。
ましてや、FacobookやTwitterなどもソーシャルメディアも、どちらかというと、「表立った活動は載せないようにしよう」と思っていたぐらいですし、ブログやメルマガも、思ったことや感じたことを書いたり、ときどき活動報告をしたりするぐらいなので、「はて?」が正直な感想だったのです。
それでも、外から見ると、「ご活躍」とか、「すごい」とか思われるのだから、不思議なものだな~と思います。
そういえば、逆の立場だったことがあります。4年ほど前、ボクの恩師に会いにいったときの話なんですけどね。その恩師というのが、その業界では著名な経営コンサルタントで、ボクから見たら、すごい遠い存在の大先輩なんですけれども。
会ったあとにお酒ご馳走になって、いろんな話を聞かせてもらったんです。
ボクは当時、まだまだ結果を出せていなくて(今もですけど(笑))、恩師にそのときの状況を話したんですけど、恩師もちょうど、震災の後でいろんな混乱があったようで。
そんな中、恩師はこんな言葉をかけてくれました。
「私のことがどんな風に見えているかしらないけれど、大変なのは竹内さんだけじゃなくて、みんな同じだよ。だから、がんばろうよ」って。
そのとき、思ったんです。「あ~、どんなに活躍しているように見える人でも、みんな同じなんだな~」って。それ以来、あまり、人のことを羨(うらや)んだり、自分のことを蔑(さげす)んだりすることは少なくなりました(たまにあるけど)。逆に、「ああ見えて、大変なこともあるんだろうな~」なんて思ったり(笑)。ちょっと、いじわるな見方かもしれませんけど。
だからね。どんなに、「あの人すごいな~」って思う人でも、あなたと大して変わらないんです。その人には、その人なりの悩みがあるはずで。それを、表に出していないだけで。
「ああ見えて、あの人もきっと変わらない」--ぐらいで見ているのが、健康的だと思いますけどね。