そんなにひとくくりにする必要はない
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
「これってやっぱりメンタルの問題ですかね~」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれませんね。大切なのは、メンタルの問題かどうかではなく、その方が本当はどうしたいのかってところなんじゃないですか」
先日あったやりとりです。
「メンタル」とは最近よく聞く言葉なので、「ん?」と思った人がいると、「メンタルの問題ですかね~」と思いたくなる気持ちもよく分かります。
だけど最近、「メンタルメンタル言い過ぎなんじゃないかなぁ」と思うところがあります。
「メンタル」に限ったことではなくて、「ブラック企業」も「ゆとり世代」も、他にもいろいろありますけど、何でもかんでもブラックにする必要もないし、ゆとり世代ってひとくくりにする必要もなくて。
もちろん、このようなラベリングは、見えにくいものを可視化するという点では大きな意味があると思っています。けれども、なんでもかんでもそうか……というとそうでもなくて、むしろ、「メンヘラだから」「ブラックだから」「ゆとりだから」みたいな、必要のない思い込みや不自由(自分やまわりのことをそう思っていると、そう見えてくる)や、人を小ばかにするような風潮を生んでいるような気がするんです。すぐに一般化したがるというか、なんというか。
とはいえ、「メンタル」については、ひょっとしたらボクもラベリングに加担した一人なのかもしれないと最近反省していて、使い方には気をつけるようにしているんです。もちろん、問題としては認識しています。なんとかできればいいなと思っていろいろやってきたし、今もやっていますけど、本当に大切なのは「メンタル的な問題をなくす」ではなくて、「楽しく働く」にあるはずだし。そっちを解決すれば結果的にストレスも減るはずだし、メンタル的な問題もなくなるはずだし。
というわけで、結論という結論はないんですけど、「なんでもかんでもひとくくりにする必要はないんじゃないの?」というお話でした。