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「しごと」をもっと楽しくしたい!

動かないものより、動くものを動かす

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

特定秘密保護法案が衆院を通過しましたね。

世の中の方向性として、これからは隠すほうよりオープンのほうに行くほうがいいと個人的には思っています。とはいえ、ボクにも過去には、人には言えないあんなことやこんなことがあったりするので、すべてをオープンにできないこともよく知っています。身を守るために秘密にする必要がある情報もあるでしょう。しかしながら、「オープンにしてもはずかしくない行動」をしていきたいと、個人的には思っています。過去は変えられないけれど、特にこれからは。

さて、今日は特定秘密保護法案の話ではありません。

ボクたちには、「自分の意見とは異なるけれど、自分ではどうにも動かせない」ということがあります。特定秘密保護法案をはじめとする、国会で議論されるような社会や地域に関わる大きなテーマもそうですし、もう少し身近にすれば、会社の意思決定みたいなものもそうです。部や課、係のテーマもそう。

となりの席に座っているあの人の気持ちなんてのも、動かせそうでなかなか動かせないものです。もっと身近な親友の気持ち、彼(彼女)の気持ち、親の気持ちなんてものもそうですよね。奥さんの気持ち、もっと簡単に動かせればいいけど……。

そう、大概のものは、ボクたちの意思や力で動かすことは簡単ではありません。

それを何とか動かそうとすることもとても大切なことかもしれない。だけど、それにはかなりのエネルギーとパワーが必要です。その前に、もう少し簡単に変えられる可能性があるものはないだろうか……そう、自分のこと。

「簡単に言うけど、それが一番難しいんじゃないの?」という声が聞こえてきそうです。その気持ち、わかります。健康に気を使いたいのにタバコはやめられないし、ダイエットしたいのにお菓子はやめられない。ボクだって、たまには休肝日を作りたいけれど、ビールがやめられませんもん。

そう、ボクたちはもっとも身近なはずの自分のことすら変えられないんだ。だから、まわりを動かそうとするのかもしれない。けれど、そのほうがもっと難しい。

しょうがない。自分を変えるしかないか。とらえ方でも、行動でも、何でもいい。それがもっとも手っ取り早そうだしね。

ちょっと話は変わってしまうんですけど、よくね、「社会を変える」って話、ありますよね。その志はすばらしいと、ボクも思う。だけど、社会って「変える」もんじゃない。会社もそう。周りの人もそう。「変わる」ものだと思っています。また、操作的なものが氾濫している今、ボクはそういうの、苦手。自分以外のものは操作できないし、したくない。周りの人が結果的に変わったらうれしいとは思う。だからこそ、まずは、自分を変えていきたいと思うのです。

自分を変える……そう、それが簡単じゃない。本当に簡単じゃないよ。簡単じゃないけどね。だけど、それが一番早いんだ。

たとえば……今日職場の中で、自分や周りの人が楽しく働けるように、ちょっとした行動で変えられることがあるとしたら、何が変えられるだろう?

というわけで、今日も仕事を楽しんでいきましょう!

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