【書評】日本はこう変わる コルマンインデックス未来予測
知人の経営者に勧められて読んだ本がとても面白かったので
今日は、その本をご紹介したいと思います。
『「支配ー被支配の従来型経済システム」の完全放棄で
日本はこう変わる コルマンインデックス未来予測[2020年までの歩み]』
高島 康司 (著)
この本を一言で言えば、「未来の予測本」です。
「未来の予測」というと、スピリチュアル的なイメージもあり
怪しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この本は科学的で、
「なぜ、今、このような社会になっているのか」
「これからの日本は、どこに向かうのか」
ということが、具体的なデータで明確に示されていて
読んでいて非常に納得感がある本でした。
「コルマンインデックス」とは、カール・ヨハン・コルマン博士が
古代マヤ文明が発明したマヤカレンダーを研究して生まれたものです。
■災害や環境異変があるから意識が変わるのではなく
意識が進化するから世界や社会が変化する
マヤカレンダーといえば、
「2012年の人類滅亡説」などとしても知られていますが
本来は、災害や環境異変などの「予言」ではなく、
宇宙的なエネルギーの変化が引き起こす意識進化の予定表なのだそうです。
「意識進化の予定表」といっても、
あまりピンとこないかもしれません。
私たちが意識を進化させるときに
災害や環境異変がきっかけになると考えられています。
例えば……
地球温暖化という異変が起きると、
「地球を大切にしなければ」という意識変化が起きます。
けれども、本来はそうではないのだそうです。
「事件や出来事よりも、意識の進化のほうが先行して起こる」
のだそうです。その進化した結果として
世界や社会が変化するのだと。
そして、今後は経済、社会、環境など、
意識の進化に伴い大きく変化するようです。
▼警告であり、希望
経営コンサルタントの船井幸雄さんは
この本の始めに
「本書は警告の書であると共に希望の書です」
とおっしゃっています。
本書を読むと、環境の変化や経済システムの変容など
確かに、警告と思える部分もないわけではありません。
けれども、私はこの本を読んで
今の社会の中にある矛盾が終焉を向かえ
新しい社会や経済へのシステムへと変わっていく
実感と、希望を得ることができました。
未来は、どのように変わっていくのか……
それは、私には分かりません。
けれども、今後の大きな道しるべになる1冊でした。
今後は益々混乱すると思います。
けれども、少し先からここ1~2年を振り返ったとき
歴史の教科書に刻まれる変化点になることは間違いなさそうです。
その瞬間に立ち会えることにワクワクしています。
最後に、心に残った言葉を幾つか記します。
『地域コミュニティーに回帰した生き方は、
幸福の源泉を家族や仲間との人間関係に見出すのであり、
車や耐久消費財などのものの消費とは向かわなくなる』
『経済成長を希求しなほど進化した意識とは、
「いまの一瞬一瞬を充実して生きる」ことができる意識である』
『宇宙の計画と呼応している人々は、背中を押してくれる強い風を感じる』
『こうした一連の過程で、古い既存の価値観やルールに執着し、
古いものから抜け出せなくなった人々と、
現実を素直に受け入れ、新しい価値観とルールを受け入れる人々とに
国民は二分化する。
前者の人々は、目の前で進行している現実を否認し、
自分たちの幻想へと逃げ込むことを選ぶ。
後者の人々は革命の担い手になる』
この本の著者、高島 康司さんのブログも面白いので
ご興味があればぜひ、お読み下さい。
▼仕事のやる気とメンタルヘルスに関するアンケート
特定非営利活動法人しごとのみらいでは、
働くみなさまが抱えているやる気への意識や、職場環境、
メンタルヘルスの実態を把握するため、アンケート調査を行っています。
おかげさまで、160名を超えるみなさんから
アンケートにお答えいただいています。ありがとうございます!
引き続き、よろしくお願いいたします。
アンケートはこちら。