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日本の技術力

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昨日、車のメンテナンスをしました。

10年前のGM車に乗っているのですが、メンテナンスがとてもしづらいのです。部品1つ取り外すにしても、工具が入りにくかったり、関係のない部品をたくさん取り外さなければいけなかったり・・・。

それに比べて、日本の車はよく考えて作られているなぁと実感します。たとえば、ATオイルやエンジンの冷却水など、私の車は車の下にもぐりこんで、ねじを何本も緩めないとオイルが抜けず、しかも油まみれになりますが、日本の車なら、ねじ一本緩めれば大抵のオイルが抜けます。以前、自動車メーカーで働いていた頃、日本や海外の車を含めて、いろんな車をばらしました。その中でも、日本の車は整備がしやすいです。海外の車はメンテナンスが必要な箇所でも、日本の車はメンテナンス自体がいらないということがよくある。

整備性だけでなく、品質も一番高いのも紛れもない事実。今乗っているGM車は、保証期間中に何度も修理に出しましたが、その前に乗っていた日本車はいずれも、消耗部品以外で壊れた経験がほとんどありません。海外の過酷な環境で走る車がテレビの映像で流れますが、そのほとんどが日本車である理由もうなづけます。

車に限らず、エコの分野など、日本の技術力は世界に誇れるものがたくさんあります。その中で、私たちが知らない技術もまだまだたくさんあるかもしれません。日本の専門技術がもっと世界に広まって、いろんな難題も解決できればいいなぁと、油まみれになりながら思いました。

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