【書評】愛するということ
献本していただいた本を読んでみましたので感想を。
愛するということ 19歳から始める最高のライフレッスン1 (19歳から始める最高のライフレッスン 1)
ニール・ドナルド・ウォルシュさんと言えば、世界で700万もの読者がいるという、あの「神との対話」の著者。
神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
「神との対話」というタイトルで宗教っぽく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今起きている問題や悩みを解決するためにとても有益な本です。(amazonの書評がそれをあらわしていると思います。)
タイトルに「対話」とありますが、一種のチャネリングによって書かれた本なのでしょう。神(?)とニールさんが同じ目線で本当に対話しているかのように書かれていて読みやすいこと、私たちがこれまで教えられてきた「神は裁く」「人生はそんなにうまくいくはずがない」「宗教は胡散臭い」「お金は汚いものだ」「セックスは恥ずかしいものだ」などの概念とは真逆なことを訴えている一方で、「いや、本に書かれている内容のほうが確かに自然だよな」と妙に腑に落ちる本なんです。読んでみると実に面白く、大いに影響を受けた一冊でしたので、本著もワクワクしながら表紙を開けました。
さて、本著を一言で言えば、タイトルにある「愛」に限定するよりも、「人間関係の指南書」と言ったほうがいいかもしれません。「人との関係」「自由」「結婚」「愛」、さらには「別れ方」まで、「○○すべき」という観点ではなくではなく、「どうすればうまくいくか?」をおもしろおかしく、けれども真剣に促してくれます。
気になったフレーズを引用したいと思います。
- 私たちの多くが経験しているのは、いつも見返りを欲しがり、必要としている『ちっぽけな愛』。
- 本物の愛なら、「私は、あなたのためにあなたが選ぶことを選ぶ」。
- 力で強要しなければ、パワー・ストラグルは生まれない。
- 「あなたはあなたの選択をしてください。仕事を選ぶなら、選んでいいのよ。あなたにはどんなことでも、あなた自身の選択をしてほしいの。そして私は私の選択をします」
- 「欠点があってもあなたを愛しているのじゃなく、欠点があるからこそ、わたしはあなたを愛しているの」
セミナーの模様を文章に起こしたということで、まるでセミナーを受講しているかのような臨場感を得られ、聴衆の一人として読みふけってしまいました。
人間関係に悩んでいる方、幸せで揺るぎない人間関係を築きたいあなたにオススメの一冊です。