失って実感した、海外におけるモバイル通信の重要性
非英語圏ではモバイル通信がとくに便利
先月からベトナムに来ています。例によって空港でプリペイドSIMを調達し、外出時にモバイル通信を便利に使っています。街中ではほとんど英語が通じないと言ってよいので、GoogleマップやGoogle翻訳がとくに便利です。しかし、思いがけずアカウントがロックされてしまい、たった1日使えなかっただけで、モバイル通信のありがたみを再認識させられました。
アカウントロックの憂き目に遭う
1ヶ月の契約期間が終了する2日前の11月21日に、コンビニでチャージ分を購入し、無事にチャージできました。
翌22日の朝、キャリアからSMSが来ていたのですが、ベトナム語で書かれていて理解できないので、またぞろキャンペーンかと思って無視していました。ちょうど、当局から大手キャリアに対して、キャンペーンの期間と額が法律が許している範囲を超えているということで、改善命令を出し、罰金の支払いを命じたというニュースがあったこともあり、ごく軽い気持ちでスルーしていたのです。
ところが、実際には「身元の確認が取れていないから、IDカードかパスポートをもって最寄りのショップで手続きするように」というメッセージでした。23日は仕事だったのですが、訪問先でまったくネットが使えないという憂き目に遭いました。
失って再認識するライフライン
一昨年、セネガルに出張したときには、外国人がよく行くところ以外では言葉が通じず、傭上したタクシーの運転手との時間の約束さえ、携帯電話の電卓で行う始末でした。それに懲りて、セネガルの次に出張したベトナムでは毎回SIMを調達しています。
初めて現地SIMを入れたときには、便利で心強いことに感動すら覚えたのですが、何回か出張するうちに通信できて当たり前という気持ちになり、だんだんとありがたみが薄れてきていました。
しかし、そんなときに思いがけずネットが使えなくなり、ガツンと一撃食らわされた気持ちがしました。出先では英語が通じる現地の人たちと一緒だったので心細くはありませんでしたが、早くなんとかしなくては、と思いました。
ホテルに戻って確認してみると、アカウントがロックされているとのこと。もしやと思い、Google先生でSMSを英語に翻訳してみて、ようやく意味がわかりました。コンシェルジュに最寄りのショップを訊いて、タクシーで駆けつけ、ようやくロックを解除してもらえました。
<教訓>わからないメッセージはGoogle先生に確認しよう
困り果ててから気づいたというお粗末なオチですが、Androidの「翻訳」アプリ(Google Translate)には「SMSを翻訳」機能があり、また「タップして翻訳」機能もあります。知っていればSMSを訳していたのに、と思うと、ちょっと情けない気持ちになります。