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経営コンサルタント 中津山 恒の日常ーいつの間にやらガジェットがいっぱい

校條さんとの出会い〜独立に至った契機のひとつ

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 筆者は、2007年にブロガーの校條浩さんと一緒に仕事をさせていただく機会がありました。主として米国人コンサルタントと仕事をしましたが、要所要所では校條さんともご一緒しました。

 このときの経験は、いくつかの意味で私に取って強烈なものでした。筆者は昨年4月に勤務先の了承を得て経営コンサルタントとして週末起業(つまり兼業)しましたが、経営コンサルタントを目指した大きなきっかけのひとつと言えます。

■錆び付いた英語を磨き直す

 主に仕事をした米国人コンサルタントは、本人曰く「日本語の会話は15%くらい分かる」ということで、必然的に会話もメールもすべて英語でした。少人数で丸一日議論することもあり、このときほど必死に英語を使ったことはなかったように思います。

 当然のように、まさに自分の英語をbrush upする(=磨き直す)またとない機会になりました。とくにテスト対策はしなかったのに、17年ぶりに受験したTOEICスコアは780から850へと向上していたのです。実戦で鍛え直されたという感じがしました。

■ベンチャー企業への興味

 筆者の勤務先は大企業で、ベンチャー企業とのお付き合いもありませんでした。ベンチャー企業に興味をもつこともなく、まして自分が起業するというようなことは考えもしませんでした。しかし、米国では優秀な人ほど起業すると言ってもよく、考えを改めました。

■スピード感

 校條さんの会社では、大企業向けにもコンサルティングしていますが、提案内容のスピード感は大企業とはまったく異なるものでした。
その後、製薬会社やネットワーク機器といった業種では数ヶ月でM&Aを完了するスピードがあることも知り、無意識に自分たちを基準に考えてしまうことの問題を考えることになりました。

■影響のあった「ひとこと」

 もう5年前のことになりましたが、2009年6月にFacebookで校條さんからいただいたメッセージに、筆者の業務が「社内コンサルタントみたいな感じですね!」とあったのが鮮明に記憶に残っています。

 対象はその時々で異なりますが、筆者は2004年から現在に至るまで、広い意味での業務プロセス改革というべき活動に従事しており、校條さんのひとことは正鵠を射ていました。

 そして「コンサルティングする対象を社内でなく社外にしたらどうか?」という考えが、徐々に頭をもたげてきたのです。

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