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元・外資系ハードウェアメーカー・マーコム担当の、人生のお休み徒然日記。

そもそも"マーコム"って

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マーケティング・コミュニケーション。

このポジションとの出会いは、3年前の夏でした。
初めてこの「マーコム」という名前を聞いたときに抱いた印象は、
「マーケティングでもなく、PRでもない。・・・・じゃ、何なんだ?」
でした。

そもそも、このポジションの定義はとても曖昧で、マーコムの諸先輩方にリサーチしてみても、
「業務内容は、会社によって定義が違う(キッパリ)」
「大体、ポジション名だって浸透してないし」
「広報と混同されちゃうんだよね」
「広告宣伝部、とかひとまとめにしてる会社も多いし(特に日本企業とか)」
と、非常に説明が難しい職種。

久しぶりに会った友人や前の会社の同僚に、
「今何やってんの~?」
と聞かれて名刺を出し、
「マーケティングやってんだ?」
「マーケティングのコミュニケーション? なぁに、それ?」
というような反応をされ、業務内容を逐一説明・・・という流れも、恒例行事になりつつあります。
しかも、業務内容を説明しても、
「それって広報の仕事じゃないの~?」
「マーケと何が違うのよ?」
と言われて悲しい思いをすることも・・・ほぼ恒例です。

そこで色々と調べてみたところ、
マーケティング・コミュニケーションは、①新商品(製品・サービス)を市場に投入したときの情報発信にとどまらず、②商品開発・改善のための情報収集、③投入直後の市場反応情報収集、④販売活動に拍車をかける情報発信、⑤市場定着後の商品再活性化のための情報発信、も含まれる。
マーケティング・コミュニケーション大辞典株式会社宣伝会議編 2006年 株式会社宣伝会議.
というのがオーソドックスな定義であるようです。

それでもやはり、Role&Responsibility(業務内容と責任範疇)に関しては、やはり不明瞭。
私自身、この業務に就いてから、一体自分は何をすれば良いのか?と悩み、走るべき道やゴールを見失っていた時期が長かったのも、こんな"曖昧さ"が要因だったのかもしれません。

でも、これは逆に、自分がやっていることを自分で定義してしまえるチャンスでもあります。
自らが"That's Marcom!"と主張すること、やりたいことをどんどん実行していくことで、可能性が無限に広がるポジションだと、やっと最近分かり始めたところです。
(これもひとえに、経験豊かな諸先輩方がいらっしゃるという、今の恵まれた環境のおかげです。 ありがとうございます!)

「そもそもマーコムって?」

少なくとも1年後までには、この問いに対して「"マーコム"ってこんな仕事」と自信と持って答えられるようになっていること、業務内容を理解されず悲しむ(!)ことが無くなっていること、が当面の私の目標です!
(なんだか所信表明演説みたいな内容・・・次回からもっとのんびりした内容にシフトしていきまーす)

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