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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

体操 宮田選手問題

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パリオリンピックが開幕した。

開幕直前に体操女子の宮田選手が「出場辞退」。合宿中での飲酒・喫煙が問題になった、という理由のようだ。

この「辞退」をめぐり、「辞退はかわいそうだ」という意見もあれば、「当然だ」という声もある。

宮田選手は19歳の大学生。このブログで「大学スポーツはどこへ行く」と大学生スポーツの不祥事を度々取り上げたが、この件もそもそも大学生スポーツの問題。

数年前、K大学のアメリカンフットボール部で部員の飲酒事件があった。遠征の帰路で未成年部員が飲酒し、その場には20歳以上の部員も同席していた。部は当該部員を退部させ、活動も自粛した。その時には「かわいそうだ」という声は出なかった、と記憶している。

宮田選手はオリンピック選手である前に学生である。もし、宮田選手の飲酒喫煙が今に始まったものではないのならば、それまで何も問題にされてこなかったということになる。それがおかしい。学生に失敗はつきものだが、本人も含め関係者は何をしていたのか。k大事件の時には何も言わなかった人たちが、今回は「かわいそう」というのも筋が通らない話だ。K大では「退部」「活動自粛」という対応だったのだ。順天堂大はどうするんだ。

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