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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

ありがとう札幌新川高校吹奏楽部

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笠谷幸生さんのお別れ会「故 笠谷幸生氏 天上への離陸を見守る会」は5月26日、札幌市のオリンピックミュージアムで開かれた。準備の中心にいたのは元全日本ノルディック・アルペンのワックスマンだった伊藤龍治氏。会に参列したのは板垣、益子の往年の名ジャンパー、長野オリンピックジャンプ金メダリストの原田・岡部・斉藤・船木の各選手、ミュージアムの名誉館長阿部雅司さんらはじめ、笠谷さんと縁の深い人たち。

その会でぜひ「虹と雪のバラード」を奏でてほしい、という実行委員会からのオファーが新川高校吹奏楽部に届いた。伊藤龍治さんは新川高校女子バスケットボール部のトレーナー。大会ではベンチで懸命に選手のケアをする。突然のオファーに新川高校吹奏楽部の先生・生徒たちは驚いたことだろう。「そんな大役を・・・」と。顧問の米田先生は優れた指導者。全国大会に出場したこともあり、部員は80人を超える大所帯。部のモットーは「奏でることで心に癒しを」だ。このオファーに米田先生は義理と人情で応えてくれた。

献花時にクラリネットアンサンブルが「虹と雪のバラード」「千の風になって」「ふるさと」「ひこうき雲」の連続演奏。見事な演奏を披露してくれた。自分自身、新川高校に縁のある者としてとても嬉しく思う。このような機会・場面で演奏できるのはまさに運命。人と人のつながりで実現するもの。生徒たちには一生の思い出になっただろう。参列した人たちは本当に「心を癒された」ことだろう。

新川高校の吹奏楽部は日常的に地域で演奏会を開き、地域の人々に音楽を届けている。地域に愛されている部活動なのだ。顧問の先生・部員の皆さん、素晴らしい音楽と演奏をありがとうございました。笠谷選手は虹と雪のバラードを聴きながら、天上にジャンプしたことでしょう。IMG_7916.JPG

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