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男子バレー日本代表 とにかく凄かった おめでとうございます

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男子バレーボール日本代表がパリオリンピックの出場権を獲得。おめでとうございます。1戦目、2戦目と苦しみ、崖っ淵に立たされてから4連勝。1セットも落とせない状況を全員バレーで乗り切った。すごい試合の連続だった。オリンピックの切符がかかったスロベニア戦はセッター関田選手がブロック、スパイクで得点するという無双ぶり。見るものが皆感動する見事なゲームだった。

個人的には、お付き合いさせていただいているスポーツライター伊藤龍治さんの息子・健士コーチの動きを追って試合を見ていた。1戦目・2戦目とも試合中の円陣では後方に位置し、言いたいことを我慢・遠慮しているように見えた。ネーションズリーグではもっと積極的に動いていたように見えていたので、「どうしたんだろう・・・」と思いながらTVの画面を見ていた。伊藤コーチの動きが活性化したのは3戦目から。円陣でも選手に積極的に声をかけ、得点の度に声を出していた。それに呼応するように選手は好プレーを連発。コートとベンチの一体感が生まれチームは生まれ変わった。

3戦目以降、一番変わったのは伊藤コーチだったのかもしれない。夜、寝る時間を惜しんで対戦チーム・自チームの分析を行う伊藤コーチには選手は全幅の信頼を置いている。そんなコーチが発するアドバイスを試合中の選手は求めていたのかもしれない。「なぜブロックが決まれないんだろう」と不安になった時に、伊藤コーチの一言は大きい。

それにしても、1・2戦目と3戦目以降では全く別のチーム。スポーツには心・精神力がどれほど大きく作用するのか、改めて思い知らされた。この修羅場を乗り越えた日本チームは強い。もっと強くなる。素晴らしい試合を見せてもらった

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。ありがとうございます。おめでとうございます。

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