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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

久々の結婚式&披露宴でまじめに写真を撮ってた週末

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前々からなんとなく時々写真あるいはカメラのネタを書いていたのですが、普段と違う被写体を追いかけるチャンスが久々に到来。ある意味趣味が高じてってところもあるのですが、実はノーギャラの頼まれ仕事。いや、ノーギャラなんていう筋合いのものではないのですが、とりあえず真面目に真面目に。でも、何だよそれって?

いや、知人の披露宴なんです。

 

やっぱりこれは真面目に撮らなきゃ

もちろんプロのカメラさんは入ります。スチールもビデオも。で、それらの人の邪魔をしない範囲での撮影。一応私自身の立場は式から呼ばれたゲストではあるのですが、ここで与えられたのは以下のミッション。

「2次会のオヒラキの時にスライドショウで見せる写真を撮るように」

で、ありますか。ということで、不肖岩永、出席者とカメラマンの二つの顔を持って、いざ出陣。

 

結婚式に列席するとは思えない大量の荷物

まぁたいした趣味はない男なのですが、子供の写真だけは真面目に撮って残そうと常々思っているワタシ、一応カメラ周りだけはそれなりにマトモな機材を持っています。とはいえ、普段は自分の子供を中心に撮ってるんで、それほど大きな責任はない。せいぜい発表会の写真がぜんぜん無いじゃんとカミさんに怒られる程度の話です。

ただ、今回は知人の結婚式。しかもその2次会のエンディングで流す写真を撮れと。これは責任重大です。一応表面上はヘラヘラしながら、ほぼフル装備で出動です。カメラはメインのデジタル一眼レフと銀塩の一眼レフが1台づつにレンズが4本。会場の状況が良くわからないので三脚と一脚をケースに入れて背負い、用心のためにコンパクトデジカメもサブカメラとして忘れずに持って。

さらに現場で写真を選択し、必要であれば加工してスライドショウにするためのB5のThinkPadも一台。うーん。気分は立派な報道カメラマンです。

つか、やりすぎ感あり過ぎ、です(笑

 

なぜかメインのテーブルだったものでそれほど歩き回るわけにも行かず・・・

機材関連の大量の荷物を結婚式そして披露宴会場に持ち込んだのですが、何しろ披露宴のゲスト的にはメインのテーブル。壁際においておこうかと思った思惑は見事にはじけとび、テーブルの下のワタシの足元はカバンが山のように積みあがった状態。でも、そんなことで挫けてはいけません。そう。私は重要なミッションを帯びてるんです。現場の状況に機敏に反応するのがプロなのだ。

プロじゃないって!

という声をよそに、三脚をあきらめて一脚にカメラを載せ、照明が落ちた中でも手ぶれを最小限に・・・。なにしろ大事な写真なのだ。現場でのいいわけは通じない。何しろこれはプロの仕事なのだ。

だから、プロじゃないって!

写真の世界というかカメラの世界って、本当のプロ、趣味として極めたハイアマチュアと呼ばれるクラスター、そして一般の人というクラスターなどが存在する中、自分は別に職業カメラマンでもないし、でもコンテストに応募しまくるような真面目な趣味としてやってるわけでもなく、なんだか素人の記録写真カメラマンみたいな意識で撮ってるのですが、とりあえずイベント事には血が燃える性格です。気合を入れて場に臨んだわけで。

 

ちなみに当然ながら、現場に入っているプロの方の邪魔はしないように、という配慮

明らかに機材が違うし、撮り方も違うので一発で現場に入っていたプロのカメラの方に気づかれます。でも、なんだかすぐになんとなく仲良くなって、フレームに入ってしまいそうなときの表情でこちらがさっとカメラを下ろしたり、あるいは先に何カットか先に撮らせて貰ってくれたり、もちろん「すいません~、ちょっと下がってください~」と小声で言われたり。

さすがにケーキカットの時にカメラさんの足元に潜り込んだら首から何台か提げているカメラのレンズが頭に当たりそうになって、「あ~ちょっと横にずれてもらえますか?」と言われたりもしましたが、それでもこちらも大事な写真を撮る身です。とはいえ、本当のプロの仕事の邪魔はしないように気を配りつつ、結果的に式から披露宴終了までの全4時間程の間で約900カット。

もう、本気のアホです。

 

とりあえずそれでも使い物になるカットはそれなりに用意できてミッションコンプリート

そのあと撮った写真のデータをPCに移して必要な70カット位を選びます。最初はPowerPointのスライドショウでいいじゃんと安易に考えていたら、新婦から「やっぱ今の結婚式でこういう写真を流すなら、(あの有名な)この曲(「蝶」ですね)が流れないとね」とBGMの指定。うむ。で、あるか。

ここでクリエイティブな魂に火がつきます。絶対に尺(時間軸ですね)はキッチリと曲に合わせたい。最初から最後までキッチリと絵を詰め込んでやりたい。かつ、現場の操作は極力簡単に。などなどの理由があってWindows Media Videoを使った静止画スライドビデオに加工して現場納品。2次会から来た別の知人に「お前、ここで仕事してんの?」と聞かれて「イベント屋ですから」と嘯きつつ、冷静に装いつつバタバタと作業。そして現場納品。ミッションコンプリート!ふぅ。

イベント事が大好きで、かつたまたま写真を撮ってくれと言われて「まぁ良いけどね」とそっけない返事をしつつ、現場にフル装備で現れるワタシって一体何者だよ?と自分でも思いますが、まぁ、趣味がそんな風に誰かの役に立てばと思った次第。

 

ま、たまにはそんなこともしてるんですよ。

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