ダイバーシティが進んでいる

» 2014/07/01

おはようございます。

曇り空。早朝の隙間から見える青空が高いです。今日から2014年の後半がスタート！

＝＝＝ほぼ毎朝エッセー＝＝＝

「まさか、この自分が専業主婦になるとは思いませんでした！」

そう笑いながらも、社内結婚の結果、大阪にいる旦那さんの元にいくＩさん。とても明るくて爽やかな送別会。同時に、今日から社員として活躍してくれる台北からのＳさん、バイトで活躍してくれる北京からのＬさん、そして、今週から中国語と日本語の先生をしてくれる上海からのＨさん、さらにインドから先週末に家族帯同で日本に来て、これから半年間腰を据えて開発をするＫさん。その歓迎会。

大阪営業所のメンバーたちも加え、昨晩は月曜日の夜から賑やかな歓送迎会になりました。

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その集合写真の最前列に座った面々が面白いです。ディルパティ(インド)、北京、シンガポール、東京、台北、上海、大阪と、なんともいろいろなところからの人たちでした。

正直なところ、意識して多様化を進めているわけではありません。何故だかそちらの方に力が向いているようです。口コミのパワーもあるのでしょうか。次から次へとe-Jan文化に同意してくれる人たちが、力を尽くしたいとやってきてくれる感覚です。

どういう人であれ、どういうバックグラウンドであれ、個々人が全力で仕事をしてくれるという環境を整える。このことをひたすら信じながら創り上げている組織において、多種多様な人たちがアトラクトされてやってくるのは面白い現象だと客観視しています。

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ここで思い出したのが元東レの佐々木常夫さんの出られていた記事。確か「いい会社の選び方」というような就職活動生向けのタイアップ広告記事だったと記憶していますが、「その通り！」と思い、2009年12月に書いたブログで引用させてもらいました。５年近く経った今も、自分の思想はそのままなので、再度引用させてもらいましょう。『女性が活躍して利益率が高いのが働きやすい会社』

以下部分引用＝＝＞

■働きやすい会社とはどんな会社なのか。ひと言で言うと、自分のやりたいことをのびのびとやれる、自己を素直に表現できる会社だと私は考えています。極端な言い方をすれば、自分のために働く、生活を大切にしたい人は大切にできる。それが受け入れられる会社です。

■長時間労働が必ずしも「悪」とは思いません。そもそもプロを目指す新人が、毎日定時に帰れる環境というのもありえないでしょう。

■人間は本来怠惰なものですから、ある程度の規制は必要です。要は「自由」と「管理」のバランス。ただそのさじ加減が難しくて、自由にしようとすると規制が利かなくなるし、逆に規制をかけ過ぎると息苦しくなる。それを上手にコントロールするのが経営であり、組織です。

■すべてを担当者任せにしてしまうのではなく、一定の自由を認めつつ、マネージャーが責任を持って部下の成長を見届ける。そうしたバランスの取れた管理の仕組み、教育システムを持ってる会社は結果として業績も伸びます。

■もひとつのポイントがダイバーシティ(多様性)。この土壌があるかどうかを見極めることが重要です。(中略) ダイバーシティという文化を受け入れることで、社内にいい意味でのコンフリクト(対立)が起こる。その中で活発な議論が生まれ、新たな展開が生まれる。結果として企業を活性化し、強くするのです。

■(ダイバーシティの土壌があると)個人の能力を最大限に引き出すことができるので、特に利益率が高くなる。つまり働きやすい会社を選ぶ指標のひとつとして、利益率の高いところであればまず間違いないといえます。

■女性の活用度は企業の文化のバロメーター。女性社員の扱いがうまい企業は男性社員や外国人などの扱いもうまいし、人との接し方全般が上手です。プライベートを大切にしてくれるとか、評価が公平だとか、女性が働きやすい会社は人が働きやすい会社だといえます。

＜＝＝以上部分引用終わり

物事の実現には時間がかかるということは、先日のThe Trick of Time (3)でも書きました。自分でも驚くのですが、５年前にこのようなことを是として考え、それを思い続けながら行動をしていると、かなりの部分が現実化しているということが分かります。

理想組織は一日にして成らず。

いい文化が徐々に醸成されているなかで、外国人を含めた才能ある人たちが集まってくれる場、そういうことになってきているのだと、改めて巡り合わせに感謝してしまった夜だったのでした。