女性が活躍して利益率が高いのが働きやすい会社
★毎日社内メンバーから出してもらっている報告書をDR (Daily report)と呼んでいますが、その最後に「Good News」あるいは略して「ぐにゅ」というものを、2年ほど前から入れてもらっています。これは、その日にあったいいニュースを考えて記載してもらうものです。
【朝メール】20091222より__
荒牧さんのDRより==>
[ぐにゅ]
今日の日経に佐々木社長がでていました。我々の事も触れてくれていて、改めて貴重な経験だと感じました。
インターンできている学生の荒牧さんとその友人とで、東レ経営研究所の社長、佐々木常夫さんと10月末に訪ねていったときのことを指しています。佐々木さんは社長業以外にも、「ワークライフバランス」でのご意見番的活躍もされている方です。12月21日の日経新聞の求人関連の広告部分にその記事がありました。読んでみると、「働きやすい会社」ということにいくつか参考になる定義があったので引用したいと思います。
以下部分引用させてもらいます==>
■働きやすい会社とはどんな会社なのか。ひと言で言うと、自分のやりたいことをのびのびとやれる、自己を素直に表現できる会社だと私は考えています。極端な言い方をすれば、自分のために働く、生活を大切にしたい人は大切にできる。それが受け入れられる会社です。
■長時間労働が必ずしも「悪」とは思いません。そもそもプロを目指す新人が、毎日定時に帰れる環境というのもありえないでしょう。■人間は本来怠惰なものですから、ある程度の規制は必要です。要は「自由」と「管理」のバランス。ただそのさじ加減が難しくて、自由にしようとすると規制が利かなくなるし、逆に規制をかけ過ぎると息苦しくなる。それを上手にコントロールするのが経営であり、組織です。
■すべてを担当者任せにしてしまうのではなく、一定の自由を認めつつ、マネージャーが責任を持って部下の成長を見届ける。そうしたバランスの取れた管理の仕組み、教育システムを持ってる会社は結果として業績も伸びます。
■もひとつのポイントがダイバーシティ(多様性)。この土壌があるかどうかを見極めることが重要です。(中略) ダイバーシティという文化を受け入れることで、社内にいい意味でのコンフリクト(対立)が起こる。その中で活発な議論が生まれ、新たな展開が生まれる。結果として企業を活性化し、強くするのです。■(ダイバーシティの土壌があると)個人の能力を最大限に引き出すことができるので、特に利益率が高くなる。つまり働きやすい会社を選ぶ指標のひとつとして、利益率の高いところであればまず間違いないといえます。
■女性の活用度は企業の文化のバロメーター。女性社員の扱いがうまい企業は男性社員や外国人などの扱いもうまいし、人との接し方全般が上手です。プライベートを大切にしてくれるとか、評価が公平だとか、女性が働きやすい会社は人が働きやすい会社だといえます。
<==以上部分引用終わり
人が最大限に能力を発揮すると利益率が高くなるというのは、もっともな考えだと思いました。利益率はどちらかといえば売上原価とか販売管理費とかに直接影響されてしまうという視点を持ちますが、確かにそうです。e-Janでも毎日、仕事へのエネルギーレベルが高い仕事がされています。そして不思議なことにこの数年は売上高利益率が30%を超えています。個人能力の発揮と利益率とでは相関があるのです。
さらに、現時点で21人のメンバーの中、7名が女性です。通常女性が多い営業事務や経理総務的なこと以外にも、ドキュメンテーションや顧客サポート、プログラム開発から社外教育まで、それぞれに活躍の場を見つけてくれていて大活躍してくれています。それ以外にも裁量労働で在宅や海外勤務も交えた勤務体系、外国人メンバーも2名、ダイバーシティは結構高いと思います。
今自分たちが全力でやっていることが肯定されたような、そんな気持ちになるちょっと嬉しい記事でした。
★考えてみると「ぐにゅ」には、Twitterのつぶやき効果のようなものがありますね。
■10月末に佐々木常夫さんを訪問したときのブログです。
・60過ぎに本を出し人生が変わった実体験をしたお話 (1)
・60過ぎに本を出し人生が変わった実体験をしたお話 (2)