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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ARROWS TabやGALAXY Tab、XOOMにデータを残さず社内ドキュメントを閲覧する仕組みをリリースしました

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おはようございます。

今朝は時間が調整できず、遅くのアップになってしまいました。

昨日プレスリリースをさせてもらいました。

リモートアクセスサービス「CACHATTO®」のAndroidタブレット向け最新版アプリをリリース
~ARROWS TabやGALAXY Tab、XOOMにデータを残さず社内ドキュメントを閲覧~
http://www.cachatto.jp/news/20120307.html

今朝はそのリリースの背景を少し。

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社内ファイルサーバーにあるデータを社外で見たいという要望があります。出先でファイルを確認したい、あるいは咄嗟のプレゼンテーションをしたいということがありますよね。

Tablet_use_2

ところが、リモートデバイスにファイルを入れておくことには問題があります。紛失した場合のリスクがあるからです。

メーカーとしてはその要望に真っ向から答えてみました。

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まず今年に入った1月に、CACHATTOの仕組みを拡張して、WindowsのファイルサーバーシステムにActive Directoryの権限配下でアクセスできるようにしました。この機能は思いの他好評でした。iPhoneやiPadがより有効に活用できることがわかったのです。リリース文>>

ところがAndroid端末で問題がありました。

iPhoneやiPadはOSの基本機能ですんなりとOfficeファイルやPDFが閲覧できます。さらに、閲覧したファイルが外に漏れないようにコントロールできます。一方、がAndroid端末にはOSにファイルの閲覧機能がなく、代わりに様々なサードパーティー製ビューアで表示させています。

サードパーティ製ビューアは、独自にファイルをSDカードやクラウドへの保存する「便利」な機能を持っていたりします。つまり、閲覧したファイルを別途保存できてしまうのです。情報漏えいの観点からは望ましくないですね。

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セキュリティが売り物のCACHATTOとしてはなんとかしなければいけません。

それなので、思い切ってAndroid用のビューアも標準提供することにしたのです。CACHATTO SecureBrowserというアプリに連携できるビューアを韓国のHancomという会社と共同開発して、ファイルが外に漏れないような仕組みを提供できました。

まずは、1月にAndroidスマートフォン用のビューアをリリースし、今度は昨日、タブレット用、つまりHoneycomb用のビューアが公開できました。Google Play (旧Android Market)で「CACHATTO」と検索してもらえば出てきます。

これで、iPhone、iPad、Androidスマートフォン、Androidタブレットの何を使っても社内ファイルが安全に外部で閲覧できるという仕組みが整いました。もちろん、メールや社内ポータルに張り付いているファイルも同様に閲覧できます。

なお、検証済みAndroidタブレット端末は次のとおりです。

NTT docomo
・GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02DSSL
・GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D
・ARROWS Tab LTE F-01
・Optimus Pad L-06C

KDDI
・MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M

地味な改善なのですが、大切なリリースだったのです。

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