iPhone 4S SoftBank版を買っても後悔は少ないと思う
おはようございます。
今朝はiPhone 4Sで撮影した夜明け前の空(東戸塚)と、夜明け後の月(新橋ホーム)をどうぞ。
iPhone 4Sのカメラ機能、だいぶ良くなっているようです。
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土曜日、自宅でKDDI回線のiPhone 4SとSoftBank回線のiPhone 4Sとを同時にいじっていました。KDDI回線とくらべてSoftBank回線がやたらとモタモタしています。どちらも窓際に置きアンテナ強度は最強です。もっと厳密な比較をしたく思い、接続スピードを測定してみたら、ほとんど変わらないという結果が出ました。
スループットの測定値が同じくらいと出ても余りに違うこともある。それなので記事にしたのですね。ところが、撮影した動画が余りにもSoftBankのモタモタ感が出るものだったので思わぬ反響を呼んでしまいました。
SoftBank回線が悲惨だということを強調したいのではなく、場所によって結構激しく異なることもあるということです。山手線を一周してそれぞれの駅での回線速度を測定して回ったようなブログもあります。ご参照ください。>> http://www.gamecast-blog.com/archives/65620196.html
さて、スループット回線速度を測定して速い遅いと一喜一憂してもだめなようです。
ネットを使う際には、細かい通信の際のハンドシェイクに要する時間や、パケットロスなどのスループット以外の要素で実効速度が変わってきます。特にウェブページの表示では、端末のブラウザとサーバーとの間で、細かいやり取りが沢山発生しています。回線品質は、リクエストに対して如何にこまめに反応できるかというのも大切な要素なのです。
SoftBank回線は電波の周波数が高いところを割り当てられているから不利である点も否めません。来春には900KHz帯で巻き返しされることも期待されます。また、SoftBank回線のボルネックがバックボーンの別なところにあるのであれば、その改善も期待できます。実際に今年の3月には大幅改善されたと感じませんでしたか?半年もあれば色々と環境が変わります。KDDI回線もiPhoneで重くなることも容易に想像されます。
そもそもWi-Fiで使うことも多いiPhoneです。
KDDI回線でもiTunesや大きめのアプリのダウンロードはWi-Fiを使うように指示されます。3G回線だけではサービスが成り立っていないのです。それゆえ、Wi-Fiで楽しむことが多い。また、ウェブ閲覧は利用の仕方のほんの一部です。大部分をアプリで過ごすとすれば、通信を多様するアプリでない限り、速度差はそれほど気になりません。
大木さんのエントリーにもありますが、iPhone 4Sのアンテナ感度がiPhone 4よりもかなり良くなっている点も見逃せません。iPhone 4S SoftBank版を買っても後悔は少ないと思うのは、こういった複合的な要素からです。
なお、iOS5は、とても使いやすくなっていました。細かいところが様々に改善されているのです。かゆい所に手が届くとでもいうのでしょうか。スペックや使いがってなどで追いついてきたと思ったAndroidたち、iPhoneにはまた大幅に先に行かれてしまいましたね。
端末や通信環境、さらにソフトウェアがこのように大幅な進化をする時代を見ることができて幸運です。
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※20111017 0946追記
KDDI版はFaceTimeが未実装、ezwebメールのプッシュがリアルタイムでない、電話やSMSが来るとブラウザーを含めて他のアプリが使えない、など、いくつかの不便さをもっています。ご参考まで。