NEC LifeTouch NOTE LT-NA75W モバギ型Androidは大いにアリ
おはようございます。
台風が自転車の速度でやってくる中、今朝はぎりぎり雨に降られずに会社まで来ることができました。傘を濡らさずにいられると得した気分です。それにしても蒸し暑いです。
今朝は、週末に使い倒していたキーボード付きAndroid端末について。
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■タッチパネルは入力では無理を強いている
「スマート端末は静電容量方式タッチパネルで画面操作をするもの。」
いつの間にかiPhoneとiPadの大成功からそのように刷り込まれてしまっています。タッチ操作は、確かにデジタルデバイドを解消できるほどのすばらしいUX (User Experience)ですが、長文入力にはどう頑張っても明らかに不向きです。
タッチ型スマート端末のQWERTYキーボードの追従性がいくら優れているとはいえども、物理的な凹凸のあるダイレクトなキーボードにはかないません。指を見ずにタッチタイプができて、矢印キーでカーソルが移動できるのですから。
個人的にはサイズの大きいキーボードが実装された端末は存在が気になります。昨年はLinxとかIS01とかのキーボード付きAndroid端末に期待していました。ところが、筐体のサイズが小さすぎてタッチタイプができない。キーボードの操作性が悪い。画面が一定角度しか開かない。など、端末の操作から脳が解放されないという根本的な問題がありました。
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■LifeTouch NOTEが思ったより使いやすい
そこに今年、NECからキーボード付きAndroid端末が出ました。LifeTouch LT-NA75Wというデバイスです。往年のモバイルギアを意識したサイズでしょう。お店で試していたら、ポテンシャルを高く感じたので入手しました。
FOMA回線モデルとWi-Fi専用モデルとがあるのですが、入手したのはWi-Fi専用モデルです。いくら何でも最近は端末を何台も持ちすぎで通信費がかかりすぎます。このような初期費用だけで済むWi-Fi専用モデルはありがたいです。
モバイルギアと並べてみましょう。(白がモバイルギア、黒がLifeTouch NOTE)
この端末、いじっていると思ったよりタイプがしやすいです。
ATOKによる小気味いい漢字変換も快適です。ちなみに今朝のブログはこれで作成してみています(※清書とアップはパソコンです)。キーボードに手を置く場所がないためポジションを決めるまでに若干戸惑いますが、一度決まれば、あとはパソコンに近い入力スピードになります。自分の場合は左手親指を端末固定専用の指にしています。
★矢印キーでカーソルが移動できるのがなんと言っても楽です。画面タッチだけの操作が如何に無理の強いられる使い方であるかが分かります。
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■指紋がディスプレイに残るのって気になりませんか?
180度開くディスプレイは、膝に乗せて操作するときに便利です。画面はタッチ操作ができます。感圧式です。静電容量方式でないタッチは久々ですが、これも内蔵スタイラスや爪の裏で操作でき、画面に指紋を残さないので悪くないです。画面に残る指紋はいやなものですから。
またATOKで予測変換候補が画面下に出てくるので、それを爪の先でチョンと選ぶのも意外と快適です。必要なときに画面をさわる感覚ですね。
ブラウザーもサクサクと快適です。日本指によるピンチイン・ピンチアウトができないことには戸惑いましたが、Menu+i と Menu+O が割り当てられていて、それなりに使えます。Android 2.2なので、Flashもいければ、何よりもブラウザーの音声入力は重宝します。また、リンクのハイライト移動もカーソルでできるので、マウスやパッドを操作してポインターを合わせるよりもある意味楽に感じます。
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■外部ではスマホ、家ではLifeTouchってアリ
ここのところ、CACHATTOをiPadなどのスマート端末で社外からのリモートアクセス用に使うことが、各社で大きく進み、上場企業を中心に200社以上んでいます(日本IBMさんからも事例を出してくれました)。その中で、在宅でそれなりのメール返信をしようとすると、タッチ型端末からではやはり、入力には若干の苦労があるのではないかと想像し、悩んでいたのです。
今回手にしたこの端末には、大いにポテンシャルを感じました。スマートフォンやスマート端末と同じように素早く立ち上げられ、電池のもちも9時間とか。それなりの長文メールの返信もその場でこなせてしまう。横長の画面で、メール全体の様子を見ながら返信できるので、iPadから返信しているのと同じくらいの一覧性があります。
その端末が3万6千円台程度で手に入るのです。一時のモバイルギアよりもずいぶんと安いです。文字入力専用マシンとしたら十分に使いやすいです。さらに通信までできてしまう。自宅のWi-Fiから接続する、二台目のCACHATTO専用端末としても十分アリです。
CACHATTO SecureBrowserも動くので、端末にデータを残さずセキュリティーも安心です。(※注:現在はまだ正式対応機種ではありません)。また、CACHATTOは1ユーザーにつき端末を4つまで登録して使えるので、移動中ではiPhoneやAndroid端末などのスマホを使い、自宅などでちょっとした返事などを書きたいときにはこのLifeTouchを使う。そんな使い分けが見えてきました。
実現できたら、皆の効率がかなり上がるのではないか。わくわくしてしまいます。
そんなことを感じていた三連休でした。相変わらずの、つら~いお仕事ですね(笑)。